オフィス市況の悪化から導かれる未来図

都心のオフィス空室率が着実に上昇中です。
三鬼商事が公表している都心5区の空室率は
8月時点で6.31%です。去年の8月は3.07%。
この傾向は今後も確実に続きます。

リーマンショックの2年後には、これが
9%近くまで行っていたと記憶しています。
10%を超えると、それはもう恐慌状態。
今回はどうでしょうね。テレワーク次第?

テレワークに対応できない企業とサラリーマンは
競争に敗れて市場や職場から淘汰されます。
一方、都心とその周辺では恒常的に
オフィス床が供給過剰になりますね。
当然、賃料も緩やかに下落していきます。
売買される物件も多くなります。

そろそろ大きなオフィスビルが動きだしそうな
予感がします。汐留の電通ビルは3000億。
コロナ前だったら4000億だったかも・・
だったら電通の譲渡益は2000億近くに・・
まあ、所詮は結果がすべてですけど。

オフィスの動向はそのうち飲食や
商業ビルにも反映してきます。
何といってもオフィスビル周辺の
昼間人口が減少するのです。
当然店舗の売り上げも減少するはず。
すると不動産の資産価値も減価しますね。

そして、最後はマンションでしょうか。
まあ、それまでは普通にいけば1年以上。
2年かかってもおかしくはありませんよ。
しかし、その前に中国国内で企業や
地方政府の債務クラッシュが起きそうです。
そこからまたぞろ世界的な金融不安?

今回は世界中の金融系がある程度その準備を
しているはずですから、あの時みたいに
パニック的な大不況にはならないはず。
しかし、それなりのショックはあるでしょう。
まあ、そういうことは起きない方がいいですが。

マンション市場は現状、都心はまずまず。
その周縁部はボチボチ。郊外に行けば行くほど
死屍累々の状態です。なんといっても、
基本的にマンションは余っています。
余っているのに値上がりするという、
おかしな状態がここ7年ほど続きました。
そろそろ調整に入る頃でしょうか。

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「コロナ後を見据えた買い方、売り方」

本日の動画 ↓

2021年10月23日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:10月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(8月)には待ち時間は発生していません。
次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/9/13 20:36 Comments (0)

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