恒大集団倒産劇の向こうに見える権力闘争

中国の恒大集団、やっぱりダメそうですね。
日本円にして33兆円という負債総額。
これは日本の過去最大級の倒産の約10倍です。
さすが人口が日本の10倍の中国。
倒産も10倍規模とは大国らしいじゃないですか。

しかし、これだけの倒産は中国国内だけでなく、
世界経済に大きな影響があります。
ひょっとしたらリーマンショック級かも。
あるいはその数千倍、と言う人もいます。
そうなればグローバルに大不況来ますよ。

中国というのは基本的に共産主義の国です。
本当なら企業はみんな国有のはず・・・
ですが恒大なんて、純粋な民間企業です。
広東省は深圳が本拠。でも本社登記はケイマン。
なんか、いかにも中国企業ですね。

今後の注目は二つですね。
まず、共産党が救済に乗り出すのかどうか?
乗り出して来たら、どう捌くか?
まあ、前にも書きましたが・・

今日、日経新聞に興味深い記事が出ました。
恒大の創業者である許家印は共青団との
関係が深いそうですね。広東省発祥ですから。
共青団は広東省が本拠みたいなものです。

中国共産党には3つの派閥があります。
習近平の所属する太子党。これは、父や祖父が
共産党のえらいさんだという2世3世たち。
共青団とは共産主義青年団の略称。
前国家主席の胡錦濤や現首相の李国克がいます。
そして上海閥。前の前の首席である江沢民が
所属するグループです。もちろん上海由来。

アリババは上海閥に近いといわれてます。
だから習政権にはいじめられているわけです。
IT系の大きな企業は、だいたいが上海閥です。
これからどんどんいじめられるでしょう。
いくつかの企業は潰されるのではないですか。

恒大が共青団系であることは、習近平にとって
「つぶしても平気」という評価になります。
最近、共青団の代表である李国克の影が
ずいぶんと薄くなりました。干されている感じ。
だから恒大への救済は望み薄ですね。

今後、恒大みたいにおかしくなる企業は
陸続と現れます。上海閥からも出るでしょう。
太子党である習近平がそれらに対して
冷ややかに扱うとすれば・・倒産の嵐。

まあ、そんなに単純な展開になるかどうかは
分からないといえば、分かりませんね。
なんせ「竹のカーテン」の向こう側ですから。
こちらは野次馬よろしく眺めるしか
何にもできない、というのが本音です。

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本日の動画 ↓

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そして、最善の売却プランをご提案します。
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開催日時:10月23日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2021/9/24 21:06 Comments (0)

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