sakakiatsushi.com/?p=8935マンション市場を観察して、アレコレ言うのが仕事です。
今の首都圏のマンション価格はあの平成バブル期を超越。
不思議ですね。それでも買っている人がいるのです。
これから買おうという人もいます。そういう相談も来ます。
23区の端っこの方で、まともなマンションを買うのなら
6000万円を超えてしまったりします。ホンマですか?
日本人の所得は増えていません。むしろ減っているのです。
なのに、マンションだけが高くなっています。不思議。
私が「おかしい」と言い続けて何年たったでしょうか。
ネット上では「もっと上がるから早く買った方がいい」
なーんて言っている人がいるから不思議ですね。
彼らは本気でそう考えているのでしょうか。また不思議。
中国人は「上海でマンション1戸買う値段で東京では
ビルが1棟買える」と、東京の不動産を買いに来ています。
まあ、買って、買っての世界です。私は来年60歳です。
あの平成バブルの形成と崩壊を経験した最後の現役世代。
あの頃の雰囲気と、ちょっとだけ似ていますね。
冷静に考えましょう。不動産もある意味、利用してなんぼ。
家賃30年分のマンションなら、借りた方が合理的。
家賃10年分価格のマンションに10年以上住むつもりなら
それは買った方がいいでしょう。これが合理的基準。
こういった基準に合致しない水準までマンション価格が高騰。
あの平成大バブルの時もそうでした。しかし、その渦中では
だーれもそんなことを言いませんでした。
しかし、バブルが崩壊してみると、みんな気付きましたね。
今、東京五輪選手村跡地の晴海フラッグに転売目的の
購入希望者が殺到しています。あれこそが、まさにバブル。
あのマンションを転売目的で購入して、稼げると確信している
転売ヤーたちが一人で何十戸も登録したのですよ。
もしかしたら、これがバブルの絶頂期かもしれませんね。
あのマンションは冷静に見たら資産価値が評価できません。
最寄り駅の大江戸線「勝どき」までは20分以上です。
あと40年したら辰巳の都営住宅みたいになるはずです。
そのことを分かっているのか分かっていないのか、刹那的。
しかし、今はまさにケネディ氏の靴を磨きながら株談義を
仕掛けられたエピソードみたいな現象が起こっています。
私はもう生きていないかもしれませんが、数十年後の
晴海フラッグの未来図はどうなるのか、興味深い。
今、あのマンションを買いたいと圧倒している人が
首尾よく買えたとして、10年後もニコニコしていられるのか。
五輪は遠い昔の出来事となった駅から遠いマンション群は
成長を止めた東京の街でどういう軌跡を描くのでしょうか。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:2月5日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(12月)には待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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