文章を書く仕事の存在感が薄まった

今日は慶應塾生新聞会というところから取材されました。
大学1年生の記者さんお二人とズームで話しました。
プロの記者さんと違ってぎこちない様子が
何とも学生さんっぽくて、味わいがありました。

彼らに「先輩たちは新聞社に入るの?」と聞いたら、
やはりメディアへの就職する人が多いとか。
まあ、そうでしょうね。でも、難しい時代です。
昔だったら全国紙には入れればまずまずでした。
でも、今は地上波のキー局ですら将来が危ぶまれます。
フジテレビなんか、早期退職者を大募集だとか。

かといって、ネットメディアもさほど有力な
ところが見当たりません。みな、ちょぼちょぼ。
未来には何の保証もなさそうですしね。
何とも時代は変わりました。私も馬齢を重ねました。

私は24歳の時に東京にやってきて中堅の
広告代理店に入りコピーライターに
なりました。ただ、名刺の肩書がそうなったのです。
もちろん、コピーをたくさん書きました。

あの頃、コピーライターというのは一種の花形職業。
そのちょっと前にコピーライターブームがあったのです。
そのブームを牽引していたスターの方々が、
とある老朽マンションの建替え紛争に
登場していることを何年か前に知って、ビックリ。
時代は随分と変わりましたね。光陰矢の如し。

私はハナからコピーライターになったのではありません。
学生の頃は、そう呼ばれる職業が何かも知らず。
卒業後、最初に勤めた神戸の小さな教育系の会社に
広報部なるものがあり、そこにコピーライターを
名乗るお方が二人いらっしゃいました。

その先輩に「コピーライターって何をするんですか」
と聞いたら、分かりやすく説明してくれまいた。
私の感想は「そんなことが仕事になるの?」というもの。
「お前も手伝え」と言われて手伝ったら、
別にどうということのない仕事でした。

それで「こんなんで食えるのなら東京へ行こう」
ということでノコノコやってきて35年が経っています。
今はコピーライターというよりもジャーナリスト。
まあ「文章を書く」ということなら同じですね。
じっさい、どちらも私にとってはどってことなし。
だから学生の時には考えもしなかった仕事を
35年も続け、今もやっています。

最近、コピーライターになる人がいないそうです。
まあ、一般的にはあまり高収入ではありませんし、
昔のようにカッコイイというイメージもなし。
だから若い人がなりたいとは思わない。
それどころか、コピーライターが何かも知らない。

また、情報メディアなどに記事を書く普通の
ライターも高齢化が著しいようですね。
私のところに取材に来られる方で20代なんて
ほとんどお見掛けしません。若くて30代ですか。
編集者さんたちも「できるライターがいない」と。

文章を書く、という職業が著しく不人気化しています。
その反面、アマチュアのライターがネット世界に
氾濫するようになりました。私はネットで他人の
書いたものをほとんど読みませんが、
たまーに見ると上手な文章もありますね。
そういう文章は多くの人が読むので目立ちます。
だから私の見る範囲にも入ってくるのでしょう。

最近、ブログというものが少なくなりましたね。
それよりもSNS系のサイトが流行っています。
あまり長い文章を書かなくていいのでお手軽なのでしょう。
しかし、何が言いたいのかよく分からないものが
たくさんあるようです。しょーもないですね。

今日の若い学生記者さんたちは、どういう職業に
就くのか考えてしまいました。
まあ学生新聞なんてのをやっているくらいだから、
メディアには関心があるのでしょうね。
しかし、昔ほど華やかなモノではなくなりましたね。
時代も社会も日々変わっています。

本日の動画 ↓

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わたくしが無料で受けさせていただきます。
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開催日時:2月5日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
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ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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2022/1/8 18:46 Comments (0)

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