職業柄「マンションの値段はいつ下がりますか?」と
聞かれることが多いですね。ハッキリ言って、分かりません。
マンションといえども、価格は需要と供給で決まります。
買う人が多くいると、価格は上がります。
2013年以降はずっとその状態が続いています。
さらに言えば、マンションを含めた不動産の価格は
景気によって左右されます。景気がいいと上がります。
景気が悪いと、下がります。当たり前といえば当たり前。
景気は何によって決まるかと言うと、それこそ多種多様。
つまり、マンションを含めた不動産の市場というのは
「不動産市場」単体の事情よりは日本経済次第。
ところが困ったことにここ30年ほどは日本経済は
世界経済の中にガッチリと組み込まれてしまっています。
例えば2008年にリーマンショックが起こった時に、
日本経済は「100年に一度」と言われた不況に突入。
不動産の価格も多少は下がりました。ところが、
中国やアメリカがものすごーい金融緩和を実行。
景気はたちまちのうちに回復してしまいました。
日本はどうかと言うと、各国に立ち遅れました。
安倍晋三君が「悪夢の民主党政権時代」と呼ぶ
2009年からの3年間、日本はほぼ危機対策ゼロ状態。
間の悪いことに東日本大震災まで起こりました。
だから日本の景気はかなり悪い状態になりました。
だから民主党政権は2012年の末に崩壊します。
選挙に勝った自民党・安倍晋三君が第二次内閣を組閣。
景気回復の目玉にしたのが中国や欧米に遅れての
「金融緩和」。ほぼほぼ周回遅れでしたね。
それを担ったのは黒田東彦という日銀総裁。
以来ほぼ9年、「異次元金融緩和」を継続中。
景気はとっくに回復したのに、止める気配なし。
黒田君が掲げた「消費者物価2%UP」までやるとか。
それをダラダラ続けて約9年、一度も達成できず。
その間、アメリカは緩和から引締め、コロナで緩和、
さらに引締めへと転じました。日本はずっとそのまま。
今はアメリカとは2周分遅れて、一見同じ状態でした。
しかしこの度、アメリカは再び金融引締めに入ります。
黒田君の任期は来年4月まで。彼に代わる新総裁が
アメリカに3周遅れ分くらいの金融引き締めに入ると、
日本の不動産市場は下落に向かうはずです。
今のところ、それまでは現状維持でしょうか。
今年は中国のバブルが崩しています。
これが世界経済に与える影響は未知数ですね。
日本で様々なお方が様々なことをおっしゃっています。
しかし、その大半は希望的観測ですね、私から見ると。
「影響は大きくない」・・・ホンマかいな。
中には不動産はもっと値上がりする、
という方までいます。まあ、それも希望的観測でしょう。
日本の不動産が局地的に値上がりしたのは
間違いなく黒田君の異次元金融緩和のせいです。
それがなくなったら、確実に値下がりします。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:2月5日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(12月)には待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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