20代の終わりころ、私は広告代理店の契約社員でした。
職種はコピーライター。マンションの広告を書いていました。
時は1980年台の後半でしたね。まさにバブルです。
バブルですから、いろいろ不思議な体験をします。
「リゾートマンション」というのが出てきました。
どー考えても、納得のいく代物ではありませんでした。
時あたかもスキーブーム。「私をスキーに連れていって」。
私も下手くそながらスキーをやっていました。
スキーリゾートなんてのが出てきて・・マンションですよ。
不思議でしようがないのは、なんでそんなものが必要なの?
というクエッションに誰も答えられなかったこと。
確かに、クリスマスシーズンはホテルの予約が取れなかった。
しかし、忙しい人は1年に数日しかしか使わないはずです。
そんなスキーリゾートのマンションが、東京の
豊島区の分譲マンションと変わらない価格で売られるのです。
そしてまあ、それが見事に売れてしまうのですよ。
今、バカ高な湾岸や武蔵小杉のタワマンが売れているのと
ある程度似ている空気感かもしれませんね
要は「なぜ売れているのか」が説明できません。
言うとすれば「買う人がいたから」でしょうか。
湯沢エリアで販売された1万戸強のマンションが
どういう運命をたどったかは、皆さんご存じのとおり。
今、湾岸エリアで販売されているタワマンが30年後に
どういう運命を迎えているかを暗示している気がします。
合理的に説明できない市場価格は、いつか崩れますよ。
リゾートマンションは、年間の維持コストと同額で
高級旅館で2週間以上は豪遊できますよ。つまり、
経済的な合理性が欠如した不動産商品でした。
だから今、悲惨な運命を辿っています。
湾岸のタワマンが今、バカ高なのを誰も説明できません。
まあ「買うバカがいるから」というのが一番の答え。
いつかは壊さなければならないマンションを
年収の7倍以上のローンを組んで買う「バカ」が
いるから市場が成立していますが、今だけのお話。
中国の不動産バブルは音を立てて崩れています。
その「ガラガラ」という崩落音が間もなく伝わってきます。
2022年は100年後に世界史を学ぶ人にとっては
しっかりと記憶する年になる可能性がありますね。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額10億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:3月12日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(2月)には多少の待ち時間が発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.