それにしてもヒデー話を聞いてしまいました。
ある制作会社の社長が1年ほど前に代替わりしたとか。
長年のナンバー2が、オーナーから株を買い取らされて
なんとか経営者に収まったそうなのですが・・
そもそもその会社、そのナンバー2の能力だけで
長年業界に君臨してきました。制作会社ですから
売上はせいぜい数億円規模。でも、ほぼほぼ粗利。
そのナンバー2はいいときで年収2000万円だったとか。
オーナー一族の家族は、ほぼ何もしないのに専務とか
なんちゃらかんちゃらという名目で数億円の
役員報酬を得ていたことが窺えます。
それで、ナンバー2や社員をこき使いまくって、
家族で巨額の役員報酬をせしめていた上に、
最後には「数千万円で株を買い取れ」と・・
そのナンバー2、私もよう知りませんが、
クリエイティブ能力はかなりのものですが、
そういうやり取りは本当に下手くそみたいですね。
弁護士も入れたのに、そんな結果。
いったいどんなヘボ弁護士に頼んだのやら。
ナンバー2はマンションを売却したうえに
金融機関から数千万円の借金までして
その悪徳オーナー一族から株を買ったとか。
ホンマにアホですね。まさに愚の骨頂。
クリエイターの世界は、ほぼ個人技だけです。
そのナンバー2が独立すればよいだけの話。
その会社の社員で彼についていきたいのがいれば
退社してナンバー2が創立した新会社に
合流すればいいわけでしょ。仕事はその
ナンバー2についてくることは必定。
なんでそんな業界の常識も分からないのか・・
そのナンバー2の敗因は、自身の弱い性格でしょう。
ちょっとした勇気もなく、決断もできず、踏み込めず。
不遇時代に「拾ってもらった」という恩義の代わりに
四半世紀にわたり奴隷同然に奉仕したわけです。
そういう甘ちゃんな男がこの世にはいるのですね。
彼は決して無能ではなく、まったくその反対。
クリエイティブ能力だけでなく実務能力も抜群。
なのに気弱。それで人生の半分を盗まれました。
まわりに知恵を授けてくれる仲間もいなかったみたい。
内気な性格なので、社交範囲も狭かったのでしょう。
それにしても、ナンバー2の穴の毛までむしった
オーナーとその一族の強欲ぶりにも呆れます。
そういうことに毛ほどの罪悪感も抱かないタイプ。
その元オーナー氏が業界内でもまったくリスペクト
されていないことでは衆目が一致します。
クリエイティブ能力も、皆無に近いですね。
その企業の発展はひとえにナンバー2のおかげ。
しかしまあ、そんなことがあるのですね。
この歳になるとめったなことでは驚きませんが、
この話を聞いた後は2,3日、何度も嘆息しました。
まったく「ヒデー話」だと思います。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
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