おもしろきこともなき世をおもしろく

今年も半分が終わりかけていますね。
私ももうすぐ還暦に達します。あとひと月ちょい。
この歳になると、もう人生に夢見ることはありません。
どのように己の人生を始末をしていくか、ということ。

何度か書きましたが、今の時代に宗教は不要です。
宗教とは基本的に「神様に頼る」人々への救いです。
ところが、近代科学では神様の存在を確認できません。
ダーウィンの進化論と「アダムとイブ」は相反。

アメリカには未だに「アダムとイブ」を信じる人が
3割くらいいるというから驚きですね。
日本人はほぼ100%ダーウィン派ではないでしょうか。
もともと、一神教にはなじまないのが我が民族ですから。

宗教の役割は「救い」です。現生はどうしようもなく
穢れて悪に満ち満ちています。そこからの救済を
死後の世界や来世に求めるのが宗教です。
しかし、どうやらそれもなさそうな感じですね。

人間は何のために生きるのか、ということを
アレコレと考えたのが古代ギリシャ以来の哲学。
しかし、答えはもうとっくに出ていますね。
「遺伝子を残すため」。これは生物学の答えです。

釈迦が菩提樹の下で瞑想していたのは、
「人間とは何なのか」ということだと思います。
これにも答えが出ています。「サルの亜種」。
死後の世界は科学的に証明できません。

まあ、がんばって生きて、死ねばそれで終わり。
しかし人間は欲深いですから死後もどこかの
世界に行きたいと願っているのでしょうね。
輪廻転生というのは仏教の考えですが、
生物学的にはあり得ないと思います。

ただ、自分の遺伝子の一部は子どもに伝わります。
それによって、いくらか生きる意味がありそうです。
遺伝子を残さない生物の個体は「意味なし」。
そう考えると、人生はいかにも残酷ですね。

人間もサルの亜種である以上、生物の一種です。
子孫を繁栄させようと考えるから教育熱心にもなります。
今の日本社会は、いい学校を出ていれば生きやすいから。
これは韓国や中国でも同じですね。先進国でも概ね共通。

私が知る限り、哲学や宗教を持つ生物は人間だけ。
形而上の世界を思い描けるのは人間だけなのです。
しかし、それが素晴らしいなんて思いませんよ。
ある意味、しょーもない世界ではないですか。
我々はしょせん、形而下にしか生きられません。

「おもしろきこともなき世をおもしろく・・」
最後の日にはそんな洒落たフレーズを口にしたいもの。
まあ、私程度の人生では人の記憶には残りません。
老兵は死なず、ただ消えゆくのみ・・なんて。

本日の動画 ↓

2022年7月30日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:7月30日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(5月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2022/6/15 22:53 Comments (0)

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