VISIONとは何か、という平凡なお話

英語のVISIONというワードは、訳しにくいですね。
直訳は「空想、視覚、想像」などです。
私の感覚では未来への「展望」とか「構想」とか。
「お前に何か考えがあるのか?」という
日本語を英語にすると「What’s your vision?」。
私はそう思いこんでいます。
まあ「Do you have any good idea?」・・
日本の中学英語レベルではそうなりそうですが。

VISIONを持っている人は、かなり少数です。
多分、数千人に一人くらいの割合でしょうね。
それこそ「天才」レベルの希少性があります。
そんな人が、会社を立ち上げると大成功したりします。
あるいは、言論界では「論客」になります。

ただし、似非もいっぱいいます。テレビを見ていると
そういうご仁を発見しやすいかも分かりません。
それらしいことを言っている人は、だいたいそれ。
彼らは彼らで、自分にはVISIONがあると思っています。
でもまあ、その場その場で何か言っているだけですね。

日本人はVISIONという概念が苦手なようです。
これを語る人は、たいていが変人扱いされますね。
ソフトバンクの孫正義氏が九州で会社を立ち上げたとき、
そこに集った数人の社員を前にして、
リンゴ箱かなんかの上に立って熱弁をふるったそうです。
多分、VISIOを語ったのでしょう。全員が辞めたとか(笑)。

VISIONは時に「大ぼら」のように聞こえるはずです。
日本人は、こういうのをあまり好みませんね。
理路整然とVISIONを語ったとしても、聞いている人に
とっては大ぼらにしか聞こえない場合もありそう。

日本人は、そもそも「理路整然」と物事を説明する
輩を嫌う風潮があります。「朴訥でも誠実」的な方が
好感を持たれるケースが多いようですね。
「巧言令色鮮し仁」が好きなのが日本人です。

日本人は、合理主義にも偏見があります。
5時間かかっていた作業を30分でやってしまう・・
そんな手法があると知っても、すぐには飛びつきません。
「5時間をかけていたにはそれなりの意味がある」
なーんて屁理屈をつけたがるのが日本人一般ですね。

つまり、合理性よりも「5時間の汗と涙と努力」の方に
高い価値があると思いたい人間が多いのです。
まあ、たいては自分の無能さを糊塗するためですが。
日本社会はそういう価値観をはかなり重視します。

私は4年半しかサラリーマンをやっていません。
専門職種はコピーライターでしたが、与えられた仕事は
与えられた時間の5分の1もあれば、十分にこなせました。
あとの5分の4は、ひたすら「やっているフリ」です。
20代の中後半の頃のお話。まあ、世間を舐めますね(笑)。

そんな日々で、VISIONを持てる人間が如何に少ないか、
と言う厳然たる現実に気付きました。
そのベースになる教養を備えた人間も少なすぎ。
ウン万冊の本を読んでいる、と言う上司も
VISIONを持っているとは思えませんでした。

今の岸田総理にも、明らかにVISIONはありませんね。
お隣の尹錫悦にも、アメリカのバイデンにもなさそう。
習近平にはありますが、その中身はあまりにも邪悪。
プーチンにもありますよ。習君と同様で、それ以上に邪悪。

アメリカの大統領では、ブッシュ息子やレーガンには
VISIONがあったと思います。残念ではありますが
オバマにもあったと思います。中身には賛同しかねます。
近ごろの日本の政治家では亡くなった安倍晋三氏や
その一番弟子的な存在である高市早苗氏には
あると思います。ただ、中身には全面的に賛同できません。

愉快なお隣さんの政治家には、歴代VISIONを備えた人は
ひとりもいないのではないでしょうか。そもそも、
VISIONが何かということさえ、あの国の人士には
理解できないと思えます、その前に、現実を知れ、です。

本日の動画 ↓

2022年7月30日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
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この相談会を開催して約6年。
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不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:7月30日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(5月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2022/7/13 20:50 Comments (0)

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