最近の新築マンション市場はかなり異様ですね。
山手線の内側なら坪単価は500万円~1000万円超。
郊外の練馬や足立、葛飾でも坪単価300万円超が
珍しくなくなってきました。なんやねん!の世界。
それでも、そこそこは売れているから不思議です。
最近思うに、日本はかなり豊かになっていますね。
サラリーマンの給料はちっとも上がっていません。
むしろ実質的には下がっているのと同じ。
ただ、私がマンション購入の相談を受ける場合、
「相続で0000万円ほど入りましたので」なんて
ことをおっしゃる方が、半分ほどいらっしゃいます。
つまり、親の世代のストックを受け継げる時代に、
この日本も入ってきた、ということでしょう。
彼らの自分の稼ぎだけなら、あんなバカ高い
マンションはとても買えませんぜ。
しかし、そういうラッキーなお方は全体の
半分もいないことも確か。私のところに
やってくる相談者は、みな普通以上のご家庭に
育っているような感じの方がほとんどですから。
郊外に行くと、新築マンション市場は悲惨です。
志村けんのバカ殿ではありませんが「そりゃそうだ」。
郊外には中堅サラリーマンが自力で買うための
新築マンションが供給されています。
しかし、前述の通り給料は上がっていません。
だから買えません。買いません。売れ残ります。
今、世界経済は着実に不況へと向かっています。
日本も今年の秋以降は確実に不況色が出てきます。
倒産もじわじわ増えるでしょう。失業率も上がります。
好調だった都心の新築マンション市場にも
はっきりと陰りが出てくるのではないですか。
「上がったものはいつかは下がる、下がったものは・・」
これは晩年の勝海舟がのたもうたお言葉だとか。
東京のマンションは10年も上がり続けましたからね。
この先、10年くらい下がり続けても不思議ではなし。
マンションの価格が下がり始めると、人々はやっと
「なんで市場にはこんなに売り物が多いのだ」
ということに気付くのです。そしてさらに下がる。
そこへ金利が上がればダブルパンチですね。
任意売却が急増すればトリプルパンチでしょう。
さらに買い手不在状態になると・・
早稲田大学エクステンションセンターで
もう6年くらいやってい市民講座。
この秋も開講します。今回は2日に分けて10月15日と22日。
いずれも土曜日です。場所は八丁堀校舎。
前回はわりあい早めに「満員御礼」になってしまいました。
お早目の申し込みをお勧めします。
2022年9月3日(土)榊淳司の不動産売却相談会
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:9月3日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(7月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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