ここのところ、日本銀行の黒田東彦君はまさに「針の筵」に
座らされているご気分でしょうね。世界の中で日本だけ。
この異常な金融緩和はもう10年近くも続いています。
しかし、彼の言う消費者物価上昇2%は・・・
達成されたのですが、それは円安によるプッシュ。
その円安を防ぐために財務省は市場介入を開始。
異次元金融緩和とドル売り円買いの介入って、
アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもの。
訳が分かりませんぜ、まったく。
今、様々なメディアに出てくる記事を読んでいると
日本中が来年4月の「黒田退任」を待っているかのよう。
そんな中で「金融緩和は何が何でも継続」と嘯く
黒田君の心臓はどの程度強いのでしょうね。
もう20年もしたら、黒田君は不動産市場に余計な
バブルを誘引した張本人として金融史に名を残し
ているのではないでしょうか。彼の意地のおかげで
何万人もの人が住宅ローンが原因の個人破産者に
なってしまうような気がします。
財務省が「円安阻止」にかじを切った以上、
黒田後の金融緩和政策の終了と金利正常化は
決まったようなものではないですか。
そうなれば、不動産価格には強い下落圧力がかかります。
何よりも、住宅ローンの金利が上昇すれば
新築マンションは今以上に売れなくなりますよ。
新築が売れなくなったら中古の価格も下がります。
まあ、下がり始めたのが分かるのは来夏以降でしょう。
今度こそ、本当にマンション価格の下落が始まる・・
最近、何となくその未来を見据えたような動きが
チラホラと出てきたような気がします。
中古市場は今年の前半から元気がありませんしね。
思い返せば2008年のリーマンショックで大量の
マンションデベロッパーが倒産しました。
まあ、そのちょっと前は「バブルの再来か?」と
不動産屋さんたちが踊りに踊っていました。
ちょうど今、またそんな感じになっています(笑)。
あの時は、海外からの資源マネーの流入がキッカケで
不動産がバブル化しました。まあ、都市部だけですが。
今回は黒田氏の異次元金融緩和が原因です。
前回はリーマンショックという分かりやすい転換点が
ありましたが、今回は世界的なインフレですか。
もうすぐ、チャイナショックも顕在化しそうな感じです。
そうなれば、今回は立ち直るまでに時間がかかりそう。
黒田氏の異次元金融緩和で経済学のリフレ理論は
間違いであることも半ば証明されています。
そんなことをあれこれ考えれば、今こそは本当に
不動産の売り時ではないでしょうかね。
来年の今頃は、ハッキリと下がっているのと思います。
今週土曜は、定例の不動産売却相談会。
お悩みの方はどうぞご利用ください。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:10月8日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(9月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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