私は「資産価値レポート」を更新するために、
日々の新築マンション市場を観察しています。
最近感じるのは「これはヤバイことになるな―」。
千葉や埼玉でも5000万円台の物件が当たり前に。
北区や練馬区、足立区と言ったところでも
坪単価300万円を超える物件が普通になりました。
それでもコンマ以下の住宅ローンを借りて
購入する人がいるのが、何とも不思議です。
この30年、日本人の可処分所得は減り続けています。
なのにこの10年、一都三県の新築マンションの
価格は上昇を続けてきました。その原因は
何といっても異次元金融緩和です。
需給だけなら完全に供給過剰状態です。
それで需要が息切れして、五輪後には下落が
見込まれました。そこへやってきたのはコロナ。
安倍政権が真水100兆円、事業規模200兆円の
補正予算をバラまいたおかげで、コロナバブル。
萎みかけた需要をおかしな具合に喚起しました。
もはや一都三県のマンション価格は「狂気」水準。
一方、オフィスの空室率は高止まり状態です。
つまり、そっち方面の不動産価格は停滞気味。
リートや中国人が買うので、まだ崩れていません。
日銀黒田総裁のお顔は最近、やつれ気味ですね。
主要国でマイナス金利を続けているのは日本だけ。
彼が9年半前に「2年程度で達成」といっていた
消費者物価の上昇は今、コストプッシュで実現。
それでもあのオッサンは意地を張って緩和継続。
もはや個人的な面子の世界であることは歴然。
次期日銀総裁の人事が注目されるようになりました。
任命権のあるのは総理大臣。岸田君は何事も
無難にいくお方なので、中曾か雨宮でしょうね。
それで、きっと小規模な利上げになるはずです。
来年は0.25%を2回くらいやるのではないですか。
当然、住宅ローンの金利も上がります。
そうなるとまず、新築マンションが売れなくなります。
新築が売れないと、中古市場も動きませんね。
ちょうど来年の春過ぎはゼロゼロ融資の返済開始。
巷には倒産のニュースが多くなりそうですね。
不況感も深まってきます。そうなれば、さらに
マンションは売れなくなりますよ。
来年の今頃は「値下がり」現象もチラホラと
垣間見えているのではないでしょうかね。
そもそも、需要が強くて値上がりしたのではありません。
土地が高くなったので仕方なく高く売り出した
新築物件が、なぜか売れてしまった・・
だから次にまた高く出したら、それも売れた。
そういう循環で値上がりしただけです。
ヘンな思惑やムードだけで値上がりしたわけですから
いったん値下がりが始まると、早いかもしれません。
特に郊外は「急落」みたいなことになるかも。
そして高値掴みをした人は、蒼ざめるでしょうね。
ローンの支払いが増えたのに「売るに売れない」状態。
任意売却や個人破産が急増する可能性があります。
すでに、韓国ではその兆候が出ています。
何ともヤバイ近未来の光景が近づいています。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:11月19日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(10月)は待ち時間はほんの少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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