ルーチンな仕事は偏差値人間が得意

この時期、不動産業界は「宅建」の季節です。
その辺の不動産屋さんは宅建の試験に合格するために
それなりに苦労した人がほとんどです。まあまあ。
40過ぎてやっと受かった、なんて人はザラ。

あの試験、基本的に偏差値系の能力試験の類。
私が見るに、偏差値50以上の大学に入った人は
だいたい1回か2回で受かっていますね。
偏差値60以上の人は、1回目で滑る方が稀。

不動産業界、特に底辺の仲介や賃貸の世界では
偏差値50未満の方々がうようよしています。
そんな彼らが、毎年あの試験に苦労しているワケです。
合格率は16から17%に調整しているそうです。

2年ほど前に、英語がネイティブで日本語はいちおう
「喋れるけど」という人が宅建を持っていたので
ちょっとビックリしたことを覚えています。
「漢字とかどうしたのですか?」と聞いたら、
「それがいちばん大変でした」とおっしゃっていました。

さらにあの宅建という試験は、日本語が悪文すぎます。
私が国語の教師で、ああいう文章が上がってきたら
間違いなく赤点にしますね。意味不明瞭すぎます。
あれを読解できることに何の意味がるのでしょうか。

まあ、どちらかというと「落とすため」の試験ですね。
その割には、かなりの低レベルです。
偏差値60以上の大学を出た人は、落ちるのが難しい。
そのあたり、なんか不動産屋をバカにしている国家試験。

ニューヨークではKさんの司法試験が間もなく結果発表。
結果はどう出るのか知りませんが、過去2回は不合格。
あのお方もどうやら「偏差値タイプ」ではなさそうです。
だからといって、すべてがダメだということではありません。

偏差値というのは、人を測るひとつの指標です。
ただ、私は偏差値の高いお方が大好きです。
なぜって、話しやすいから。物事を説明しやすい。
理路を正しく話せば、すぐに理解していただけます。
まあ、日本の偏差値とはそういうものですね。

かといって、人間の評価はそれだけではありません。
私は「偏差値が高い」ことを理由に威張っている輩は
ハッキリ言ってダイダイダイダイ大嫌いです(笑)。
私の周りには、ほぼいませんけど。近づかないので。

めんどくさいのは、偏差値をコンプレックスにするご仁。
私はプロフィールを公開している人間なので、
ときどきこういうタイプの人に出会ってしまいます。
私程度の学歴にコンプレックスを抱く方は、超苦手。

なんだかんだ言っても、日本は学歴を「気にする」社会。
これはもう、どこまでいってそうでしょうね。
公務員や昭和的大企業では、今でも普通に学歴社会。
人を評価するのに、それは大変便利な指標です。

ルーチンな仕事をやらせるには、学歴で人を判別するのが
もっとも確実な手法です。だから銀行は偏差値や
学校での成績を重視します。それだけしょーもない仕事。
NTTとかJRとかJTなんかも、それでほぼOKでしょうね。

ただ、偏差値という指標は人間の人生の全体を見渡すには
かなりアラアラだと思います。例えば宅建を持っていないけど
優秀な営業マンはいくらでもいますよ。むしろあの業界は
そういったタイプの人々で支えられています。
宅建に受かった程度でエラそうにすべきではないし、
そんなことはちゃんちゃらおかしい話ですね。

本日の動画 ↓

2022年11月19日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:11月19日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(10月)は待ち時間はほんの少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2022/10/17 21:48 Comments (0)

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