東京不動産市場の未来図は阿鼻叫喚?

晴海フラッグが、表面上は依然好調のご様子です。
しかし、徐々に熱気が冷めている気もします。
群がっているのは「転売ヤ―」ばっかりの印象。
何といっても引き渡しは1年半先ですから。

来年、日本も金利が上がりますよ、きっと。
その後で不動産市場が冷えるのは確実です。
晴海フラッグが引き渡しの頃にはどうなっているのか。
すでに中国や韓国では不動産バブルが崩壊。

今後、世界的には金融危機がやってきそうな気配。
あちらこちらで膨らみに膨らんだ債務が
デフォルトになって、ちょっとした信用不安。
当然、不動産価格にも悪影響が及ぶはずです。

そもそも、今の東京のマンションは高過ぎます。
この高騰を支えているのが「転売ヤ―」さんたち。
実需層はさほど厚くはないと思います。
だからいったん下落に転じたら、すっとーんと‥

日本の住宅ローンの総額は220兆円だそうです。
件数にしたら500万くらいではないでしょうか。
また、東京都の人口の1割以上が住宅ローンを
抱えているのではないかと想像します。

その1%でも任意売却に追い込まれると
全国で約5万件。首都圏で3万件くらい?
今の中古マンションの在庫が4万戸超です。
そこに3万戸も上乗せされたら、さあ大変。

東京のマンション市場はそういう「爆弾」を
孕んでいるわけですよ。いやマジで。
なのに晴海フラッグのような危なっかしい
物件が未だに表層的には「即日完売」。
あれこそ今回の局地バブルの最後の仇華に
なるのではないかと私は危惧しますね。

世間ではそろそろ「円安倒産」が目立ち始めそう。
雇用調整助成金も縮小され、やがて廃止されます。
そうなると、当然失業率が上がります。
そこへ進行中の世界同時不況が襲い掛かります。

アメリカの利上げはロシアや中国がネを上げるまで
続けられるのではないでしょうか。まあ、
次の大統領選挙でトランプ君が当選したら
FRBにものすごい金融緩和の圧力をかけるでしょうが。

東京の不動産業界に「我が世の春」をもたらした
異次元金融緩和は間もなく終わります。
そのあとはいったいどういうことになるのか・・
阿鼻叫喚の未来図を見ることになるかもしれません。

本日の動画 ↓

2022年11月19日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約6年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:11月19日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(10月)は待ち時間はほんの少し発生しました。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2022/11/6 21:38 Comments (0)

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