日銀の「政策転換」で来年はマンション価格下落?

もしかしたら、異次元金融緩和は終わりますね。
今日、日本銀行がイールドカーブ政策を一部変更。
長期金利の誘導目標の上限を0.25から0.5に変更。
黒田総裁は「利上げではない」なんて苦しい説明。
しかし、実質的な金利引き上げには違いありません。

今年に入ってからアメリカが4.5%も金利を引き上げ。
ECBも重い腰を上げて金利を上げました。
スイスもイギリスも、金融引き締めに入っています。
主要国で残されたのは日本だけ。それで円安進行。

要は黒田君の意地だけで金融緩和を続けている感じ。
そんなことはみんな分かっているのですが、
ハッキリとそれを言うのは独立系の論客だけでした。
それが最近、日経までも来年の利上げに関して
「その可能性が高まっている」的な表現。
外堀は完全に埋められた感じになっていました。

それで、本日の長期金利誘導目標の引き上げ。
「金融取引の正常化」がその目的だと言っていますが、
正常でなくしたのは黒田君の異常な政策です。
それがほんの少し修正されたわけですよ。

株価はビビッドに反応しましたね。一時は1000円安。
ドル円も現時点で132円台になっていますぜ。
市場は早この先の利上げまで織り込み始めている感じ。
少なくとも来年4月以降の利上げは、これで
ほぼ確実となった気がしますね。大変化です。

住宅ローンの金利も確実に上がるはずです。
マンション市場にとってはアゲンストの風ですね。
来年4月以降に政策金利が引き上げられていくと、
来夏以降のマンション市場はフリーズしますよ。
そのあとは下落局面に入っていくはずです。

今回のバブルは息が長かったですね。始まって10年。
ただバブルとしては、かなり弱いものだと思います。
だって、エリアは限定で値上がり幅は10年で2倍。
地方や郊外のほとんどでは、ほぼ関係なし状態。

それも、来春以降はいよいよ「終わりの時」です。
あとはどの程度を、それくらいの期間で下がるか。
1年で2割から3割下がれば、ほぼ「暴落」。
それ未満なら、普通に「下落」となります。

どういう展開になるかは景気動向と金融政策次第。
アメリカは来年のどこかで金融緩和に転じるという
予想が強かったのですが、パウエルさんは否定。
来年1年、金融政策の緩和がなければアメリカ経済は
ほぼ確実に減速します。そして世界経済も減速。

中国は何もしなくても、このあと「失われた・・年」に
突入することがほぼほぼ確実な情勢です。
世界経済のワンツーがともに失速するのが来年。
それがスリーの日本にも大きく影響することも確実。

経済が失速するのに金利を上げると、ますます不況に‥
というのがセオリーですが、こと日本に関しては
それほどひどいことにはならないかもしれません。
来年1年くらいは雇用が安定していると思われますから。

まあ、こういうことは来年になればわかることです。
今はいい夢でも見ながら年末を過ごしましょうか。
とりあえず、今の日本は平和で安寧があります。

本日の動画 ↓

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開催日時:1月21日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
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混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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2022/12/20 21:10 Comments (0)

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