私は長らくマンションの広告を作る仕事をしていました。
マンションデベの人々とは日常的に接することがとても
多かったですね。週に2,3度は打ち合わせがありました。
のべにすれば1000人くらいは会った気がします。
私は基本的に傲岸不遜な人間です。その自覚はあり。
「私はエライ、世間はアマイ」というのが
20代後半からの人生のキャッチフレーズでした。
だから、あの業界の人がおバカばかりなことは
ちっとも不思議なことではなかったのです。
まあ、世間はこんなものかと思っていました。
ここ14年ほど、ジャーナリズムの名乗りで
仕事をしております。あの業界とも縁遠くなりました。
だから、あのおバカな業界の感覚を忘れかけていた‥
まあ、あまり思い出したくない連中が多いので、
懐かしむなんてこともほとんどありませんが。
ところが昨日、我が事務所でオッサンの飲み会を開催。
参加したのは私の他にオッサンが4人でした。
そのうち3人はあの業界の出身者やその周縁で
仕事をなさるお方。それで話題は自然に今の
あの業界の様子などに広がっていきます。
「あの人たち『シャビ―』ってよく言うよね」と
一人が言うと、もう一人が大いに共感。
私が「シャビ―ってなんですか?」と聞くと
ダサいとか古めかしいという意味だとか。
ふーん、そんなん知らんかった。それを言うなら
あの業界もあの人たちも、ほとんどシャビ―(笑)。
どうやら今、マンションデベの世界では「シャビ―」は
流行りのワードみたいですね。ちょっと笑えます。
1000人も会った中で、「こいつは教養がある」と
思えた人間は一人もいませんでした。
アタマのいい奴は100人に一人くらいでしょうか。
理屈はほぼ理解できません。ボキャも貧困。
だから、何か変わった言葉を自分のボキャにすると
やたらと使いたがります。時々ヘンなワードが
会社の枠を超えて流行り出すのです。
それはもう、ちょっとどころでなく笑えます。
私がやっていた頃に流行ったワードを上げると、
「インパクト」「登場感」「‥の空気感」
「寒い」「ダサい」「ピンとこない」などなど。
いくつかは今も残ているかもしれません。
とにかくあの連中、表現力が貧困です。
何かを説明するときに、こういうワードしか使えません。
「これ、登場感がないよね」みたいに言うワケです。
多分、今は何かを否定するときに「シャビ―だね」と
言っているのだろうと、容易に想像できました(笑)。
この「シャビ―」を昨日聞いた時、私には
広告屋時代のあの嫌な感じが蘇ってしまいました。
あんな世界に、私は延べ21年も滞留していたのです。
まさに「おバカの海」でアップアップしていたわけです。
それに比べれば、今は天国みたいなものですよ。
何よりも、ああいうおバカな不動産屋どもに
エラそうにされなくて済みます。少なくとも
自分の考えを適切なワードで説明できる記者や
編集者が仕事相手ですから。言葉が通じる世界です。
私はジャーナリストの仕事をし始めてから、
初めてあの業界がかなりおバカでヘンであることに
気付いてしまいました。それが分かっていれば
もっと早く「脱出」することを考えたのに。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約7年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:1月21日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(11月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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