メールや対面で、マンション購入の相談を承っています。
私がこんな歳のせいか、同年代前後の方が多いですね。
けっこうな年齢なっても住まいに悩んでおられます。
ちょっと不思議な気もします。なぜなら、多くの方が
現在の住まいに大きな不満があるわけでもなさそうだから。
しかし、新しい住まいに移って、新し暮らしに期待
していいるようなご様子にお見受けできる場合も・・
人間、いくつになっても住まいには夢をいだくのか。
実は私、そういうところがほとんどありません。
素敵な住まいを見ても「こんなところに住んでみたい」
と思うことはありませんね。「いいな」と思うことは
ごく少数ながらありますけどね。きっと広告屋時代に
嫌と言うほどマンションのモデルルームを見たせいです。
あそこには現実にはあり得ないイミテーションの世界が
「これでもか」というまでに出来上がっています。
私はそんなモデルルームを撮影するディレクションを
反吐が出るほどたくさんやらされました。嫌いでした。
まあ、ディレクションと言っても名ばかり。私の場合は
ほぼほぼ見ているだけ。カメラマンさんがポラを上げても
「はいOK」と、なーんも口出ししませんでした。
まあ、どーでもよかったのですよ、モデルルームなんて。
そのどーでもいいモデルルームをどれだけたくさん見たかを
自慢している方をネット上でお見かけしたことがあります。
インテリアコーディネイターなら多少役に立ちますが、
一般人がアレをどれだけたくさん見ても意味はないはずです。
確かに衣食住の中でいちばんお金がかかるのは「住」。
ちょっとでもいいところに住みたい、というのは
現代を生きる人間の本質的な欲求だと思います。
ただ、人間には「起きて半畳、寝て一畳」という
真理もあります。住まいを変えたからといって、
人間の中身までは変わらないはずですね。
私は禅というものに興味はありません。
ただ、私のぼんやりとした理解によると、
煩悩というものを捨て去ってしまえば、
煩悩に悩まされることはない・・みたいなものでは。
「あんな所に住みたい」というのは、煩悩とまでは
言いませんが、人間の物的な欲求の一部です。
つまり、住まいというのは人間にとっての
究極の物欲なのだと思います。だからかどうか、
タワマンを好むようなお方は無駄にいい車を求めます。
物欲と見栄の追及がそうさせるのでしょう。
様々なご相談を承っていて思うのは、
それぞれのお方が新しい住まいに求める「夢」ですね。
みんな、その新しい住まいに移ると、自分の暮らしが
ぱっと明るくなって夢が花開く、という思いを
描いておられるのではないでしょうか。
ただし、物欲で充たされるのは物欲です。
精神的な充足ではないのです。それも真理です。
確かに、物欲を満たせば精神は安定しやすくなります。
しかし、物欲の満足感には賞味期限があります。
それが切れると、新たな物欲が沸いてきます。
「次は・・な住まいに暮らしたい」 キリがありません。
ま、価値観は人それぞれです。
私は相談者の住まいへのニーズを伺いながら、
資産価値を中心としたご助言を差し上げています。
ご希望があれば、どうぞお申込みください。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:5月27日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は多少待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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