タワマンを趣味で買う人々

仕事柄、富裕層とお話する機会は多くあります。
先日お会いしたご夫妻は、タワマン住まいでした。
欲しいタワマンが出てくると、次から次に買って・・
貸すわけでもなく、売り急ぐわけでなし。

そんなお方がいるからバカ高いタワマンでも
あれよあれよという間に売れてしまうのです。
そこで私は言いました。「そういうの、止めましょう」。
理由は、そういう富裕層が東京には多いから
都心のタワマン価格には経済の法則が当てはまらない。

「困るんですよ、そういう買い方をされると・・」
でもまあ、仕方ありません。彼らには買えるから(笑)。
この街には29万人くらい、そういうのがいます。
見かけはまるで普通。話しても普通。ただ聡明。
まあ、乗ってこられたのはドイツの高級車ですが。

ただ、彼らは根っからの富裕層ではありません。
ニューカマーであり、かなりの成功を収めたご様子。
やっぱりタワマン好きはニューカマーが多いと実感。
それにタワマン好きは、次から次へと
マンションを欲しがるタイプが多いようですね。
先日書いたように、タワマンとは究極的な
「物欲の対象」になるからでしょうね。

日銀の植田新総裁は、どうやら「根性なし」。
利上げをするならできるだけ早い方がいいのに、
「とりあえず、とりあえず」という感じ。
この分では6月も「とりあえず、とりあえず」かも。

そうこうしているうちにアメリカの引締めが終了。
緩和に転じてしまうかもしれません。
その後で利上げしたら、今度は猛烈な円高?
日銀はどうしていつも失敗するのでしょうね?

アメリカの金融政策はいつもメリハリがあります。
そして、軌道修正も早い。気付いたら、すぐ修正。
まさに「過ちてあらたむるに憚るなかれ」の精神。
日本はいつも「もうちょっと、もうちょっと」。
それでタイミングを逃している感じですね。

そのせいでいつまでも消費者物価はデフレ、
都心のマンション価格はインフレという歪な
構造が続きました。今はデフレからインフレへ。
利上げをするとしたら、今年の初めでしたね。

都心のマンション市場は、冒頭に紹介した
ご夫妻のような「趣味買い」の需要や、
相続税対策、外国人の思惑、転売ヤーみたいな
本来の需要以外で買われ過ぎています。
これは暴落のためのエネルギーを溜めているのと同じ。
上がったものはいつかは下がる、というのが相場の鉄則。
恐ろしい断崖絶壁が待っていそうで、怖い。

早稲田大学エクステンションセンター 榊淳司講師
いよいよ価格下落期を迎えるマンション市場を
見据えた賢い買い方と売り方
6月24日に開講 受講申込受付中

本日の動画 ↓

2023年5月27日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:5月27日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は多少待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2023/4/28 21:55 Comments (0)

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