上がったマンション価格はいつ下がるのか・・
日本銀行の植田新総裁は「なーんもやらない」感じが
見えてきたので、金利からの市場の変化は当面なさそう。
となると、需給面からの下落圧力が注目されます。
カンタンに言えば、みんながマンションを買いたく
なくなるくらい景気が悪くなる、という状態になると
価格が下がり始める、という現象です。
今のところ、日本の景気は悪くありません。
ただ、よくもないのですよ。ちっともよくない。
景気が悪くなりそうな気配は漂い始めました。
ゼロゼロ融資の返済が本格化するのは今から秋ごろまで。
個人の住宅ローンの返済猶予も、そろそろ丸3年。
中古市場には任意売却物件が出てくるのでしょうか。
私は新築・中古ともにマンション市場を眺めています。
元気なのは都心だけですね。郊外の実需市場は死んでます。
マンションが値上がりするのは都心から、がセオリー。
下がり始めるのは郊外から、というのもセオリー。
ところが、郊外のマンション市場は10年前から死んでます。
都心でやたらと高いマンションが売れているので、
このマーケットが全体的に元気に見えているだけ。
実のところ、郊外のマーケットは息も絶え絶えなのです。
その昔、「の」の字理論、というのがありました。
都心から始まった値上がりはいったん南の神奈川方面へ。
そのあと北上して埼玉。最後は千葉に至る、というもの。
10年前に始まったマンション市場の本格的な値上がりは、
都心に始まって、いったんは川崎の武蔵小杉や
横浜あたりまでは行きました。でも、そこまででしたね。
つまり、マーケットは昔のように単純には動いていない。
千葉でも幕張の一部でちょっと高いマンションが
それなりに売れたりしました。ただ、それだけ。
結局、サラリーマンの年収が上がっていないから、
実需向けのマンションは高くなってもエンドが付いてこれず。
ですので、この先需給面で値下がりが始まるとすれば、
千葉の海浜幕張あたりからではないかと思います。
海浜幕張は千葉の中でもちょっと特殊なエリア。
東京に連動するようにタワマンが売れたりします。
しかし、2011年の3.11の直後にはビビッドな動きがありました。
幕張ベイタウンの築20年クラスの中古が暴落したのです。
あまり話題になりませんでしたが、主要なタイプが
2000万円を切っていました。あれは、ほぼ暴落でしょうね。
海浜幕張というスポットエリアは、それだけ市場の変化に
敏感である、ということだと思います。
今回、マンション市場の需給が下落方向に変化すれば、
真っ先に影響が出るのは海浜幕張ではないかと。
今後の動向を注意深く見守りたいと思います。
本日の動画 ↓
当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。
この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
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会場はいつものところです。
開催日時:5月27日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(4月)は多少待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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