コロナで3年は延びたバブル崩壊

結局、植田新総裁は任期の5年間を平穏無事に
終わらせることを第一に考えているのでしょうね。
だから、よほどのことがない限り金利は上げません。
「よほどのこと」とは、インフレと円安の行きすぎ。

1ドルが150円を超えるようだといやいやながら
YCCあたりから手を付けるのではないですか。
政策金利を上げるのは、最後の最後の手段。
しかし、日本のインフレはどうやらこれからが本番。

コモデティの値上げは今年いっぱいどころか来年も
ジワジワと続くのではないでしょうかね。
なんせ、人件費が上がっていますから。
エネルギー価格が収まっても、インフレは継続。

つまり、植田総裁は今こそ金利を上げるべきなのに、
それを逃してしまう、ということになりそうです。
その結果、どうなるのか? 日本が安くなります。
そして、マンション価格がいつまでも上がり続けます。

ハッキリ言って、これは単なるバブルですからね。
それが潰れるのを先延ばしするのが、金融無策。
でも、バブルはいつかはじけます。今の中国みたく、
潰れた時の傷が大きくなってしまうだけです。

中国、当面は「失われた・・年」を続けるはずです。
習近平は3期目に入って、経済の分かるテクノクラートに
代えて、時代遅れのイデオローグたちを要職に起用。
彼らは命令さえ出せば、なんでもその通りになると
無邪気に考えている連中です。

例えば「不動産価格を下げるな」なんて、無茶な
命令を出しています。不動産会社に建築中のマンションを
キチンと建てて購入者に引き渡せ、と命令してます。
でも、お金のないデベロッパーは建築費が払えません。

しかし共産党の幹部たちは、そんなことお構いなし。
中国は1976年まで続いた文革の時代に戻ろうと
しているのです。ちょっと信じられませんが、それは真実。
まあ、中国の経済なんて勝手に衰退すればいいのですが。

日本のマンションバブルが弾けると、やや厄介。
例えば、ペアローンで湾岸タワマンを買ったような夫婦は
場合によっては地獄を見ることになりそうです。
そういう予備軍が、少なめに見積もって約10万戸分ほど。

日本全体から見れば大したことはないので、
彼らは切り捨てられるときには切り捨てられるでしょうね。
個人破産が年に数万件増えた程度では、政府としては
それこそ「蚊に刺された程度」の痛みしか感じません。

植田君がインフレや円安に追い込まれて利上げに走るか、
世界的な景気後退に日本も飲み込まれて不況になるか・・
それでもって、東京を中心とした局地バブルは終わります。
まあ、早ければ年内。遅くとも数年以内ですね。

これは2020年に開催が予定されていた東京五輪のあとに
起こるべきはずの現象でした。しかし、コロナがありました。
政府は真水で100兆円ものお金を市場にぶち込んだのです。
そのお金の何割かが不動産市場に吸い込まれました。
なぜって、100兆円も使ったのにGDPはちっとも増えず。
不動産市場に溶け込んだなら、GDPは増えませんからね。

そんなワケで、日本はあとしばらくしたら、またぞろ
厄介な「バブル処理」を始めなければなりません。
今回は数年程度で終わらせてほしいのですが、
「経済」学者の植田君とボンボンの岸田君は、
どうやら揃いも揃って経済音痴みたいですぜ。

早稲田大学エクステンションセンター 榊淳司講師
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本日の動画 ↓

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当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
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わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
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会場はいつものところです。

開催日時:7月1日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
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混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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2023/6/2 0:17 Comments (0)

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