私などには「どうぞお構いなく」

私という人間は、どういうわけか他人によく意識されます。
「どうぞお構いなく」と言いたいですね。ほっといて!
私は自分に実害がない限り、他人に興味はありません。
「私は私、他人は他人」。基本的にどーでもいいこと。

ところが、私の人生経験上でいろいろなことがありました。
サラリーマンの頃には、なぜか妙に目立つ存在だったような。
たった2年半しか在籍しなかった広告代理店の同僚社員に
20年ぶりに会ったら、妙に根掘り葉掘り聞かれました。

彼は私のちょっと上。しかも営業のエース社員でモテモテ。
私は制作の端っこにいて、出世しそうにない契約社員。
在籍中は1年ほどしかかぶらず、ほぼ話したことのない
超2枚目のエースが、妙に私のことを意識していたのです。
それに気づかされた時には、ちょっとビックリでした。

彼はずっと私のことを意識していたのです。
私は早々に退社して、プロダクションを経営しました。
彼は地方に飛ばされたり、帰って来たり。
それで20年ぶりに顔を合わせると「おお、あの千原さん!」。
あなた、1回も仕事したことないのに・・
なんで僕の名前を憶えているの、の世界。

自分の会社を作ってからは、年配の同業者に嫉妬されました。
最初は、そうとは気づきませんでした。しかし、
あとから考えてみると、あれは紛れもなく嫉妬ですね。
「アイツは若いのに調子よくやっていやがる」という感じ。

何回も足を引っ張られて記憶があります。
まあ、私もその頃は全然他人に対して気遣いません。
「いい仕事をキチンと時間通りにやればいいのだろ」という
若いならでは生意気さが満開な感じだったのでしょう。
実際、ブイブイ言わしていました。

急な仕事が入ってどうしても手が足りなくなったときに、
現金を100万円くらい用意して手当たり次第にデザイナーを
集めました。そして言いました。
「今夜、この作業をやってくれたら一人10万円払うよ」
そうしたって、私にはいくらか残る仕事だったのです。

しかし、そんなことをやっていると睨まれます。
しかも30にもならない若造が札びら切って
年上のデザイナーを顎で使っているのです。まあまあ。
まもなく、その作業場となった広告代理店からは
理由を告げられずに出入り禁止になりました。

当時は若かったですね。「上等じゃねーか」。
私に従うスタッフ引きつれて、出禁になった代理店の
ライバル社に売り込みを掛けました。
「あの会社とのコンペなら、全力全霊でやります」
おかげで、仕事は山のようにやってきました。

そんなことをやっていると、やはり目立つのでしょうか。
不思議なことがいろいろありましたね。
税務調査は毎年のようにやってくるし、
「へえ」というありもしない噂を立てられるし。

でもまあ、若いというのは素晴らしいことです。
「七難八苦を与えたまえ」精神で乗り切って来ました。
もう30年も前の話で。今は昔、今は昔。
でも、最近でも似たようなことはあります。

「榊淳司」の活動は15年ほど前からです。
2年目くらいにブレークしてからは、まあまあ。
しかしこれも、嫉妬されている部分が多そう。
私は厳密な意味で自分に同業者はいないと思います。
でも、向こうで勝手にライバルだと思っているご仁は
何人かいらっしゃるようです。めんどくさい話。

ときどき、そういうことにふと気づかされる場面があります。
心の底から申し上げたいですね。「どうぞお構いなく」。

本日の動画 ↓

2023年9月2日(土)榊淳司の不動産売却相談会

当日は会場に消毒液や空気清浄機を用意し、
私もマスクを着けて対応させていただきます。

この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:9月2日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(7月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2023/7/3 20:27 Comments (0)

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