新築マンション信仰はいまだ継続中

最近は「新築マンションに住みたい」信仰があるそうです。
だから多くの人が無理をしてまで新築を買うんですって。
まあ、日本人の新築好きはある意味宗教みたいなもの。
それって、ほぼ瞬間的な喜びにすぎないのにね。

確かに、マンション生活というのはそれなりに快適。
エアコンさえあれば、年中適温で暮らせますよ。
24時間ゴミ出しが可能で、セキュリティもおおむね強固。
タワマンでない限り、隣戸の生活音なんて聞こえません。

ただし、日本の分譲マンションは区分所有法という
法理構造的なハンディキャップを背負っています。
つまり、老朽化した場合の出口が非常に難しいのです。
特に、郊外型の資産価値に問題があるマンションは余計にそう。

しかし、最近の建築費の高騰は異様ですね。
元が人件費ですから、下がる気がしません。
人は増えたりしませんからね。下がるとすれば
「円高」に転じた時の材料費くらいでしょうか。

それも、あの植田のジイサンが「何もやりません」という
スタンスでいる限り、円高になる可能性は僅少です。
建築費が上がり、マンション価格が上がっても、
みなさんの年収が上がれば、問題は相殺できます。
ところが、個人所得が上がっている気配はほとんどなし。

ほんの数パーセントは上がっているのでしょうが、
それも消費税や物価高、公共料金の値上がりで
実質の所得はむしろ下降しています。あきませんね。
だから、郊外の実需向けマンションは全滅状態。

この後、世界的な不況がやってくると予想されます。
好調に見えたアメリカ景気も、どうやらピークアウト。
中国があんなで、欧州はハッキリと不調ですね。
今は何とか持っている日本もそのうち減速します。

今回の「世界同時不況」はちょっと長引きそう。
なぜなら、世界経済から「中国の成長」という
エンジンが失われたからです。例えばリーマン後の
世界経済を回復させたのは、中国経済の成長でした。
それが、この後の不況では期待できません。
むしろ「足を引っ張る役」に回った感がありますね。

不況になると、当然不動産価格にも影響が出ます。
そうでなくても日本の不動産市場はやや危ない状況。
オフィス賃料はジワジワと下がり続けています。
マンション価格も「これ以上は無理でしょ」ラインに
到達しているようなきがします。さて、どうなるのか・・

本日の動画 ↓
/strong>

2023年10月14日(土)
早稲田大学ECで榊淳司の集中講座を開講
あなたと共に人生を歩む「良きマンション」の選び方と、その出口戦略

 

2023年10月28日(土)榊淳司の不動産売却相談会

この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時:10月28日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(9月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

「榊淳司のお奨めマンション速報」

よく「榊さんのお奨めのマンションを教えてください」というお申出をいただきます。お勧めのマンションなど、日々変わります。お知りになりたい方は、ぜひ有料メルマガをご購読ください。約3か月(費用4790円)ですべての資産価値レポートのタイトルを一巡します。それでレポートの価格にして数万円分となります。
購読料 1ヵ月 1,590
※購読料金のお支払いはクレジットカードのみとなります。お申込みは コチラから  次のページの右下「カートに入れる」をクリックしてください。

メルマガ


2023/9/29 21:56 Comments (0)

コメントはまだありません

No comments yet.

RSS feed for comments on this post.


Leave a comment

※こちらへ書き込みいただいたコメントは、承認後全て表示されます。
マンション購入に関する個別相談等こちらへ表示させたくない場合は、
専用フォームからお願いいたします。