この10年くらいの間で、東京の中心エリアでマンションを
購入した人は、だいたい値上がりしているはずです。
中には既に売却して含み益を得た人も多いはず。
そして、まだ市場は下落する気配を示していません。
ハッキリ言って、10年前の私の予想は外れています。
それには2つの「予定外」が主因となっています。
ひとつは2013年に始まった異次元金融緩和が
10年以上、今でも続いていることです。
世界の主要国で同じ金融政策を11年も続けている国は
日本以外にありません。アメリカはその間に2サイクル、
金融緩和と引き締めを繰り返しています。
そして、経済は見事に成長軌道に乗せています。
もうひとつは新型コロナです。これによって日本政府は
「真水100兆円、事業規模200兆円」の景気対策を実行。
みなさんも10万円もらったでしょ。私は法人を経営して
いるので、合わせて300万円もらいました。
何もしないのに300万円ですよ!
私は様々な手段でお金を稼いでいますが、300万円の
最終利益を得るのは大変なことです。それを
ちょっとしたデータを入力するだけで
貰えてしまったわけです。まさに濡れ手で粟。
これが日本全国で発生したわけですよ。
明らかにバブルですね。だからコロナが始まった
2020年の後半には、不動産市場がバブっていました。
リモートワークのスペース需要もあいまって
中古マンション市場には猛烈なにわか需要が発生。
当然、価格も上がりますよね。
その流れが、今もすこーし続いています。
最近の新たな需要は中国人です。
今年の春くらいから中国人のマンション購入が
目立ちます。それも、彼らが住むための実需。
2億から5億くらいの都心物件が売れているご様子。
そんな動きもあるせいで、都心の価格は高止まり。
一部では値上がり傾向が見られます。
ただし、少し郊外に出るともういけませんね。
駅徒歩3分くらいの条件がいい物件以外はフリーズ状態。
郊外へ行けば行くほど売れ行きは落ちます。
まあグラデーション的に売れなくなっているのです。
さて、この後はどうなるでしょうか?
おそらく、日銀総裁の植田氏は金利を上げないと思います。
すると、あとは景気次第ですね。
11月の中旬に7-9月期のGDP速報値が出ます。
その頃には各企業の四半期決算も発表されるはず。
数字はいいのはインバウンド関連と輸出系。
全体にはあまりパッとしないのではないかと思います。
特に中国関連は急激な悪化もありそうです。
それで、GDPもイマイチになりそうな気配。
来年には日本経済も不況色に染まっているのでは‥
そこでやっとマンション市場にも停滞感が出るはず。
そして4月には晴海フラッグの引渡しが始まります。
中古市場に何戸売りに出てくるのかが楽しみ。
まあ数百戸以上であることは確実ですね。
下手をすれば1000戸を超えるかもしれません。
それらが飛ぶように売れれば、バブルが継続中。
売れなければ、フリーズの始まりかもしれません。
本日の動画 ↓
この相談会を開催して約8年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:10月28日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(9月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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