いまそこにある危機が見えるか?

日本は経済成長もしなければインフレにもならない
国になっているような気がします。あの黒田前総裁が
「これでもか」というくらい金融緩和を続けたのに、
ちっともインフレになりませんでした。

なんかすっかりふやけて緊張感のない国になり果てた
ような気がして仕方がりません。金利がない、
というのは経済に緊張感が無くなりますからね。
企業経営がラクなのでゾンビばかり増えた気がします。

それでもって、一部の不動産だけ値上がりしたので
「局地的な不動産インフレ」といってもいい状態が
ここ数年続いているのではないでしょうか。
この妙な現象は、金利が戻れば崩壊しますね。

ただし、植田日銀総裁は金融緩和終了には慎重。
余りに副作用が大きな政策を10年以上も続けたので、
それを無理に終わらせるとパニックになりそうです。
それを恐れているのでしょう。だから何もしない。

その結果、東京の都心や湾岸エリアなどでは
どんどん「不幸予備軍」を増やしています。
ペアローンでマンションを買っている人などがそれ。
中国人が都心のタワマンを高値掴みしていることには
ちっとも同情しませんけど、ペアローンはヤバイ。

日本は毎年70万人以上、人口が減る国になっています。
この「70万人」という数字は、年々増えるはずです。
2,3年後には100万人になるかもしれません。
そのあたり、団塊の世代の粘り次第というところ。

昭和一桁世代は順次召されていきましたね。
今、昭和98年ですから、まあそんなものでしょう。
団塊の中心は昭和23年生まれ。今年75歳です。
これから十数年、相続が大量発生します。

日本の住宅は、基本的に余っています。
それは田舎も都心も同じだと思います。
田舎は人がいなくなって空き家が増えています。
都心は、マンションを作りすぎたので空室だらけ。
原因は違っても、見える現象は同じです。

住宅の価格も、基本の基本は需給関係で決まります。
誰も住んでいない住宅は、コストがかかるだけです。
日本経済がその基本的な構造に反応するようになると、
都心のマンションの価格も下り始めるでしょう。

それは年内に始まるかもしれないし、来年かもしれません。
しかし、いつかはきっとやってくるはずです。
その時には二桁万人単位で不幸な「後始末」が
発生しそうな気がします。まあ、仕方ないですね。

本日の動画 ↓

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開催日時:12月2日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

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私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
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混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
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ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2023/11/18 22:43 Comments (0)

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