「エアコン」よさらば。来たれ、「光冷暖」。

昨日セミナーにご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。
みなさんの熱意に圧倒されかけながら、
何とか無事に終えることが出来ました。


無料相談で長くお待たせしてしまった方には
本当に申し訳なく思います。
また、それぞれの方への私の拙いアドバイスが
なにほどかお役に立てば幸いと願っております。

さて、暑さがぶり返していますね。
今日も仕方がないのでエアコンを使っています。
前にも書いたとおり、私はエアコンが苦手。
あそこから送られてくる冷たい空気を「不自然」に感じてしまうのです。
また、長時間エアコンの効いた部屋にいると、何だか気分が悪くなります。
だから、なるべくエアコンを使わないようにしているのですが、
この夏(もう秋だけど・・)には参りました。
去年はせいぜいピーク時の2週間ほどを1日2時間だったのが、
今年は今でも自宅もあわせて1日10時間近くエアコンのお世話になっています。
昼間は、エアコンをつけないと暑くて頭が回らない・・・
原稿を書ける状態でなくなるのです。

先日、「エアコンを使わないで夏を快適に過ごす」マンションを
開発・分譲している「リブラン」という会社をここで紹介しました。
そして3週間ほど前、そのリブランさんのある方に紹介されて、
「光冷暖」なるもののショールームを訪ねてきました。
まあ・・・ビックリしましたね。
ちょっと大げさな言い方をすると「人類にとっての画期的発明」。

九州の福岡にある「石の癒」という企業が開発されたそうですが
「あの・・・その会社、株式は上場してないのですか?」
なんて、本気で聞いていました(笑)。

品川にあるマンションの一室が東京のショールーム。
そこで担当者さんから一通りのお話をうかがいました。
もちろん、「光冷暖」が効いていました。
室温28度・・・・・
「それじゃあ、暑くないかい?」
という人もいるでしょう。
確かに、冷房がキンキンに効いている部屋に比べれば「冷たさ」を感じません。
でもね・・・あの「不自然」な冷たい風はどこからも吹いてきていないのです。

それも、そのはずです。
そもそも、今のエアコンみたいに空気を直接冷やしていないのです。
なのに、その部屋に入ると自然にひんやりしています。
どうして?

それは、約7度に冷やされた遠赤外線という電磁波が
部屋の中を飛び回っていて、
それが空気や人間の身体から熱を奪っているのです。

「遠赤外線? そりゃ、暖房用じゃないの?」
そうです。暖房の場合は暖めた遠赤外線を部屋の中に放射します。
どこから?
部屋の隅を見ると、幅10cmほどで床から天井近くまでの
長くて白い板が何十本も立っていました。
「パイプフインパネル」というのだそうです。
そのパネルの中を、7度に冷やされた水が循環しています。
外側には特殊なセラミックを含んだパウダーが塗られているそうです。
そこから、約7度の遠赤外線が放射されているのだとか。
一方、そのショールームの壁という壁は、
パネルに塗られているのと同じ特殊なパウダーによって塗装されています。
パイプフインパネルからあらゆる方向に放射された遠赤外線は、
壁に当たると、そこのセラミックと「共鳴」して増幅されます。
つまり、住戸内を低温の遠赤外線が飛び交っているのです。

遠赤外線は電磁波の一種と書きましたが、
これは人体にまったく悪影響を与えない種類の周波帯に属します。
遠赤外線自体は太陽の光にも含まれているものです。
ただし、人間の眼には見えません。
飛ぶ速さは、光と同じ。1秒で地球を七回り半です。
つまり、あっという間に空間の隅々に広がります。

パイプフインパネルに近づいてみました。
そこには、結露のように水滴が付いていました。
当然ですね。
空気中の水分が、そこで凝固して水滴になるのです。
いわば、結露の原理と同じ。
これらの水滴は、下に置かれたトレーに落ち、
そのままパイプを通って屋外へと排出されます。
そして、お部屋の中の湿度は自動的に下がるのです。

本当にひんやりしていて、ドライで快適。
冷房嫌いの私も、まったく違和感なく過ごせました。

そして、この「光冷暖」システムは、
ランニングコストが今のエアコンに比べて数分の1に圧縮できるそうです。
いいでしょう?
クリーン&ヘルシーでかつ省エネルギー。
しかも、CO2の排出減にもつながります。

でも、ウイークポイントがひとつだけ。
導入費用が高いのです。
1住戸に1台入れれば、家の中全部に効くのですが・・・・
現状は100万円以上かかるそうです。
4LDKなら5台のエアコンと室外機が必要で、まあ30万円。
それに比べればやはり高いですね。
でもランニングコストを考えれば、数年でペイできるかもしれません。
しかも、24時間稼動させた方が安上がりだともいいます。

この導入費用の高さは、今後量産体制が整えばもっと安くなるはずです。
現に、マンション1棟ごと導入しようと考えているデベロッパーもあるとか。
「冷暖房機購入不要」「光熱費節減」「エアコンの不快感を払拭」
なんていう謳い文句になりそうです。

5年後、10年後には、今のエアコンに取って代わっているのは
ほぼ確実だと私は思うのですが・・・
ここしばらくは「珍しい新発明」扱いが続くのでしょうね。
でも、興味ある方やマンションデベの担当者さんは
ぜひお調べになってください。
間違いなく「ビックリ」しますよ。

この件に関するお問い合わせは
www.a-hikari.com/index.html


2010/9/13 14:32 Comments (1)

1件のコメント

セミナーでは貴重な情報を有難うございました。
今日、何気なくブログを拝見すると、「光冷暖」という面白い情報が・・石の癒(いしのゆ)という名前にピンときて調べたら、岩盤浴のチェーンを経営している石の癒さんと同じでした。やっぱり。岩盤浴は遠赤外線の力で体を内部から温めてさらさらの汗を出すのですが、遠赤外線を「冷やす」ことができるなんて本当に目からうろこです。

我が家にも導入したい気持ちは山々ですが、まだ高いのですね・・でも将来期待できる技術です。マンション・デベロッパにはこういう設備にお金をかけてほしいですね。最近の「内廊下」も高級感があるとか見かけは良いけど、実際は風が通らないし、しかも開けていると生活臭が廊下に流れるとかクレイムが出るので、非常に暑苦しいのです。しかもその(誰もいない)廊下には冷房が利いていて、その冷房代はすべて管理費で支払っているわけで・・・

2010/09/14 00:02 | by セミナー参加者

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