アメリカの商業用不動産が値下がりしているそうです。
それが世界の金融界にちょっとしたパニックを起こしそう。
まあ、リーマンショックの痛手から脱却して以降、
不動産の価格は世界的に上昇傾向にありました。
「日本はまだまだ安い」なんていう「専門家」がいたりして、
東京都心の不動産はスルスルと値上がりしていきました。
確かに、世界の主要都市と比べれば東京の不動産は
さほど値上がりしていないかもしれませんね。
マンションに限れば、この「局地バブル」が始まった
2013年以来、都心の物件価格は2-3倍程度の値上がり。
これだけ無茶苦茶な金融緩和をやっているのにその程度、
ということは日本経済とその不動産市場の弱さを
表しているように思えますね。この国は経済成長しない!
それで‥世界の不動産価格は軒並み下落を始めました。
アメリカも中国もヨーロッパも‥お隣・韓国もそう。
まだ下がり始めていないのは日本だけですぜ。
まあ世界の主要国で未だに意味不明の金融緩和を
続けているのも日本だけですけどね。理解不能。
折よくというか、折あしくというか、株価は過去最高。
まあ日経平均の4万円くらいは実力並みだと思いますが、
それ以上はバブル圏に入ってくると思います。
中国から逃れて、行き場を失ったマネーの一部が、
日本の株式市場と不動産に流れてきているイメージです。
日本経済は現状、悪くありません。失業率は最低レベル。
企業業績はまだらですが、輸出系企業はウハウハですね。
対中輸出が主力の企業はあきませんが。まあ、仕方なし。
TSMCの熊本工場が年内に本格稼働の見通しです。
日本の半導体が本格的に復活しそうな勢いは僥倖。
で、日本の不動産市場はどうなるのでしょうか?
平明に眺めると、都心や湾岸のマンション価格は上がりすぎ。
これは早晩「調整」に入ると思います。気になるのは、
投機や投資で買われた物件がどういう崩れ方をするのか?
中国勢が2-3割程度存在しているらしいことが未経験分野。
日本人は慌てて売ったりしませんが、奴らは行動的です。
かねて懸念されていた「投げ売り」もありそうですね。
そうなれば、売りが売りを誘う展開もあり得ますよ。
そもそも利回りが3%未満なんて、本来は無理目。
いくら市場が安定している日本でも、利回りが低すぎ。
今ならドルで預金すれば6%は手堅いところですから。
しかし、歪な異次元金融緩和が11年も続いています。
これが日本経済の筋肉をそぎ落とし、今やぜい肉だらけ。
この後、リーマンショック級の経済暴風雨が日本を襲えば
ひとたまりもなく吹っ飛ばされるのではないでしょうか。
ハイパーインフレなのか終わりなきデフレなのか‥
ともかく、厳しい未来が待っている予感がします。
本日の動画 ↓
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開催日時:4月20日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(3月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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