年長のお方とご一緒する機会があると、まずは
「失礼がないように」という思いが先に立つのが普通です。
まあ、我々のような昭和世代は何より、そう考えます。
私よりも若い世代も、同じような思考の方が多いと思います。
歳を食っているからエライ、なんて思いませんよ。
でも、人生の先輩には敬意を払う、というのが基本です。
年少者からの敬意を受けるに値しない振る舞いをなさる方は
まあ「敬して遠ざける」しかなくなりますけどね。
「品」というものは、まずは立ち居振る舞いに出ます。
物腰や、物言いというものは、出自を隠せませんね。
15分もお話しすると、おおよそのオツムの出来が分かります。
30分も話せば、教養の深さも測ることができます。
人間社会が作り上げた基準というのは残酷ですね。
しかし、私は人生の大半を下層社会で過ごしてきました。
生まれも庶民、生きてきた世界も中下層がほとんど。
ただ、上品ぶるサル芝居はわりあい得意です。
幸いにして「教養ぶる」程度の衣は着ているつもりです。
年長者とお話をしていて、痛々しい印象を受けることが
けっこうな頻度であります。年長であることは、
自分よりも年少である人間に対して、それなりに
鷹揚なふるまいをすることが求められているのが、日本社会。
それが出来なければ、やや「冷たい目」で見られます。
私は体育会系の集団にほぼ所属したことがありません。
だから、人生において「先輩」としての振る舞いを
求められるシーンはほとんどありませんでした。
そのことは、かなりラッキーであったと思っています。
逆に「先輩」として褒められぬ振る舞いをする機会が
なかった、ということも「よかった」と思っています。
人間、調子をこぐとロクなことになりませんから。
このサルの亜種の社会では、誰かが誰かに一方的に
エラそうにするほどの差はない、と私は考えています。
だから、誰かが誰かにエラそうに説教をしたり、怒鳴ったり、
何かを強制したり、一方的に支配するのは、ちょっとヘン。
私は「教師と生徒」の関係さえ「上下」であるよりは
「歪んだ平行」であるべきように思っています。
すごーくリベラルでしょ。でも私は一般的に言う所の
「リベラル」な価値観は大嫌いですけどね。
人間は、基本的に「対等」であるべきです。それが基本。
能力や感覚や才能には差があるでしょう。それが現実。
ただ、その存在自体に価値の差があるべきとは思いません。
みな、人類の一員であり、遺伝子の伝達手であることに違いなし。
で・・こういう感覚を生き方として実践するにはどうすればいいか?
実はわりあいにカンタンです。まず、人に対して優しくすべし。
次に‥これは文明社会では重要なことですが「ウソをつかない」。
動物は言葉がありませんから、嘘をつけません。
生物で、嘘をつくのは人間だけです。一番邪悪な行為。
62年を生きてきて思うのは、「噓つき」は幸せになれませんね。
そんなこと、若いころに悟るはずなのに、なぜか嘘つきのまま
中年以降の人生を迎えるご仁がいます。よー分かりません。
傍から見て、あまりいい生き方をしていないように見えます。
組織の中で多少は地位を得ている場合もありますが、人望は0。
家庭生活は破綻している場合が多いように思えます。
なぜなら、家族への嘘は必ずいつかバレるから。愚かですね。
私はなるべく嘘をつきません。なぜなら、不幸になりたくないから。
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開催日時:4月20日(土)13時~17時
開催場所:セトル 2階会議室
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当日土曜日の13時から17時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(3月)は待ち時間は発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
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