晴海フラッグの30年後を見てみたい

もう6月ですね。初夏。雨の多い季節です。
でも、いい季節でもあります。過ごしやすい。
ビールが美味しくなる季節でもあります。
これからがもっと楽しみです。

さて、この後はマンション市場にとって、
ちょっとしたお休み期間、のはずです。
雨の多い梅雨、そして暑い夏、お盆です。
そんな時に一般人は、マンションを買おうとは
思わないだろう、というのが業界の常識。
でもまあ、それはもう古い感覚かもしれません。

ところが、5年ほど前に晴海フラッグは何と
8月上旬に申込受付をしていました。ビックリ。
そもそも「5月販売」であったのを延ばしに延ばし、
とうとう7月末からの受付。お盆前の締め切り。
あんなの、初めて見ましたね。

つまり、晴海フラッグは著しく不人気なスタートを
切ったのです。ところが、いつの間にか人気物件に。
それには、メディアなどで「最高000倍」なんて、
煽りの記事が載りすぎたせいでしょうね。アホラシ。

最近、NHKが「3割に居住実態なし」との番組が
放送されたようですね。まあ、ほとんどが値上がり狙い
で買われましたから、そういうことになるでしょう。
あの物件、今回の局地バブルの仇花みたいなもの。

このあと何か月か何年先かは分かりませんが、
必ず「値下がりの季節」がやってくると思います。
もちろん、市場全体が値下がりするので、
その大きな流れの中で晴海フラッグも下ります。

その時になると「あの頃は何だったのか」と、
今の狂乱を思い出すことになるのでしょうね。アホラシ。
そうなったときに、あのマンションのオーナーたちは
いったいどういう風に納得するのでしょうか。

湾岸というのは、虚構を生みやすい土壌にあります。
そもそも、あそこは150年前には海だったのです。
人間が埋め立てなければ、海のままだったはず。
そこに人間が夢を描き、陸になってしまった。

さらに、もっと虚しい夢を描いて出来上がったのが
あのマンション群なのです。その虚しい夢も、
このバブルが終われば儚いものとなってしまいます。
そうなるまで、さほど長くはかからないでしょう。

もうすぐ、最後の販売が始まるそうですね。
NHKの硬派な番組がどんな影響を与えることか。
ともあれ、完売することは間違いなさそうです。
「変化」が始まるのは、もうすぐ先でしょうから。

晴海フラッグは、今回11年続いた異様な値上がりの
フィナーレを飾る物件になるような気がします。
まあ、それにしても規模が大きすぎ。
30年後の姿を見てみたいけれど、その時には
私はもうこの世の人ではないでしょう。

本日の動画 ↓

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2024/6/6 23:33 Comments (0)

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