マンション業界に「トランプ不況」が来るか？

先日、広告屋時代の古い知り合いから電話がありました。
「いや、ちょっとお仕事を依頼しようかなんて」
「おや、めずらしい‥１００年ぶりですか？」
「なわけないじゃないですか、実は・・社のマンションで」
「え、まさか、私に広告を創れとかですか？」
「まさかｗ。ご講演をいただけないかと思って」

某マンションデベロッパーがイベントをやるんで
私の講演で人を集めよう、なんて企画です。
まあ、何年かに一度くらいはそういう企画があります。
「このデベのマンションを買ってね」なんて
話はできませんが、今の市場動向やこの先どうなるか、
なんてことをお話しするくらいなら可能です。

今のマンション市場、ハッキリ言ってかなりイビツ。
都心はそれなりに売れてますよ。多少高くてもね。
郊外に行けば行くほど売れませんね。
さらに、郊外では中古物件が値崩れしてきました。

まあ、日本は全体として住宅は余っています。
特に郊外や地方は空き家が目立っていますかね。
何も魅力ない物件なら、そう簡単に買い手は現れません。
値段がついて、買い手が現れる物件はマシ。

一方、都心エリアでは中古マンションも品薄状態。
中国人が買いに来ていますから、しばらくは需要過多。
ただし、価格はどうやら上げどまった気配もあります。
あまり高いと、問い合わせも入りません。

そして、来年から日本の金利は上がりそうです。
その理由は、他ならぬトランプ君です。
彼が大統領になると、日本に円安是正を求めます。
それには、何よりも金利を上げることが一番。

日銀の植田君は何とももたもたしています。
明日も、大した結果は出せそうにありませんぜ。
上げてもせいぜいコンマ１くらいの利上げでは。
そんなんでは「さざ波」ていどの影響でしょう。
現に今週になって円安に戻り始めています。

ただし、来年の１月にトランプ君が大統領に
就任すると、日本にガンガンプレッシャーをかけるはず。
あのひ弱な植田君がそれに抵抗できるとは思えません。
ずるずると利上げしていくのではないですか。

金利が上がれば、郊外のマンションはますます
売れなくなりますよ。なんせ、郊外以遠は１００％実需です。
住宅ローンを利用して購入する人が大半。
ローン金利が上がれば買いにくくなるのです。

そこへ「中国発」か、どこかの国の「金融発」の
大不況が世界に襲い掛かるのではないですか。
すでに、その萌芽はあちらこちらで見かけますね。
2025年はちょっと大変になるかもしれません。

マンションデベもリーマン直前みたいなアホな事業展開
をしているところは少ないので、今回は倒産ラッシュ・・
みたいなことにはなりません。でも、かなりの嵐。
何社かは倒産するでしょうね。ま、仕方ありません。

本日の動画　↓

2024年8月24日(土)榊淳司の不動産売却相談会

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そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。

開催日時：8月24日（土）13時～16時
開催場所：セトル　2階会議室
（東京都中央区日本橋横山町４−１１　「馬喰横山」駅より徒歩1分）

当日土曜日の13時から16時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(6月)は少し待ち時間が発生。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2024/7/30 23:47 Comments (0)

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