日本は静かな景気後退期に入る

未来が現在の延長線上にあれば、予測は可能です。
しかし、そんなことはありませんね。
過去に行われた様々な未来予測の中で、
半分でも当たっていたものがあったでしょうか。
もしそういう未来予測があれば、今でもかなり
チヤホヤされているので、誰もが知っているはず。

未来予測なんて、外れて当たり前でしょう。
また、誰も「当たる未来予想」なんて期待してません。
なぜなら、多くの人は当たらないことを本能的に
理解しているからではないでしょうか。

多くの人が見たい未来予測は、自分が望む展開です。
例えば、中国が嫌いな人は「中国が没落する」
未来予測を求めているのです。「中国の繁栄」・・
なんて未来予測があっても、それはスルーにします。

同様にマンション価格が「上がる」ことを望む人は
そういう未来予測にしか興味がありません。
「下落」の予測に接しても、スルーにしますよね。
結局人間は「見たいものしか見ない」生き物。
それはカエサルの時代から変わらない習性です。

さて、日本経済の今後の展開はどうなるのでしょうか。
普通に考えると、景気は緩やかな下降線をたどるはず。
人口が減り、少子高齢化が進むこの国では、
毎年消費が減少することが自明だからです。

世界の歴史を眺めても、人口オーナス期に経済成長を
なしたケースはほとんどありません。皆無かな。
逆に、人口ボーナス期にはほとんど例外なく成長。
そう考えると、日本経済は「緩やかな下降」となります。

先週末、株価は大きく下がりました。理由は
31日の金利上昇であるように言われています。
私はそれだけではないと思っています。
ひとつあげるとすれば、世界的な景気後退です。

最後までがんばっていたアメリカがいよいよ景気後退。
これで成長センターはほぼなくなってしまったのです。
まあ、アメリカの景気はいずれまた成長軌道に
戻ることは間違いありません。アメリカはそういう国。

しかし、日本やヨーロッパは当面「停滞期」でしょう。
今後、中国経済の破綻がどのような展開になるのかを
見極めるフェーズに入るような気がします。
そして、デフレ輸出への警戒線を厚くする方向。
つまりは関税や規制による保護貿易的政策の採用。
アメリカがトランプ政権となると、俄然そうなります。

日本はそういう動きを横目で眺めながら、
静かに景気を後退させていく感じになりそうですね。
ただし、ブラックスワンが出てきたら知りません。
日本企業のビジネスは一気に苦しくなるかもしれません。
そして2025年には状況はかなり暗くなりそうです。
ブラックスワンが出なくても、不景気ではないですか。

本日の動画 ↓

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開催日時:8月24日(土)13時~16時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)

当日土曜日の13時から16時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(6月)は少し待ち時間が発生。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。

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2024/8/4 18:52 Comments (0)

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