いやはや、ビックリしました。
晴海フラッグの最終分譲、最高は640倍ですって。
今後もその数字は膨張するでしょう。
何なんでしょうか。世の中、狂っていますよ。
私は東京23区と川崎市で分譲される新築マンションの
ほぼすべてをチェックしています。それは
「資産価値レポート」にまとめて有料頒布。
しかし、ここ数年は特に「異常」ですね。
23区の端っこでも、マトモなマンションは1億円。
坪単価にすると400万円台どころか500万円台も普通。
それって、絶対にヘンですよ。なぜって、
みなさんの収入はそんなに上がっていませんよ。
23区内に住むサラリーマンの平均年収は、
せいぜい600万円程度ではないですか。
年収600万円の方が買える上限は今の金利で4200万円。
その4200万円でまともなマンションが買えるエリアは
千葉や埼玉の遠隔地になってしまっています。
マンションの価格だけが、不自然に上がっているのです。
その理由はいくつかあります。挙げてみますね。
1 買う人がいるから
これが一番大きいと思います。バカ高なマンションが
なぜか売れてしまうのです。買う人がいるから。
都心で買っているのは外国人や高額所得者。
そして相続税対策を考えている人。
2 金利が安いから
金利が上がったといっても、実質はたったの0.15%です。
そんなのは上がった内に入りませんね。
外国人も外資系の銀行から金を引っ張って買います。
3 景気が安定しているから
1年ほど前、あるテレビのオンエアにコメンテーターとして
「日本は景気がいいですよ」といったら総すかん(笑)。
でも、実際にはそうなのですよ。失業率は超低迷。
株価もまあまあ上がった水準ですね。
確かにGDPはあまり増えていません。
でも、今の日本には不況感がありません。
つまり、景気は悪くないのです。
だから「35年ローン」を平気で組む人が多いのです。
しかし、世界を見渡すと景気が悪くないのは日本だけ。
不動産価格が下がっていないのも日本だけ。
いずれ、この異常事態は正常化されますよ。
まず、頭を冷やして周りを見てください。
最高640倍の晴海フラッグにしたところが空室だらけ。
私が事務所を借りている日本橋小網町界隈の
中小ビジネスオフィスも、空室だらけですよ。
ハッキリ言って、東京の不動産は全般的に
「余った」状態なのです。今はそれが目立たないだけ。
この先、ブラックスワンは海外からやってきます。
多くの人が「見たくない現実」を強制的に
見させられる日が来るのです。長らく続いた宴も
終わりの時が近づいているとお考え下さい。
早稲田大学エクステンションセンターで
10月にミニ講座を開きます。詳しくは下記を↓
本日の動画 ↓
この相談会を開催して約10年。
すでに十数物件、総額12.8億円近い相談物件を
ご希望価格に近い成約で売却できました。
不動産の売却に関して、価格や時期でお悩みの方のご相談を
わたくしが無料で受けさせていただきます。
そして、最善の売却プランをご提案します。
売らなくてもいい物件の売却はお勧めしません。
会場はいつものところです。
開催日時:10月12日(土)13時~16時
開催場所:セトル 2階会議室
(東京都中央区日本橋横山町4−11 「馬喰横山」駅より徒歩1分)
当日土曜日の13時から16時まで、
私が相談会場におりますので、どうぞご自由にお越しください。
とくにご予約などは不要です。
ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
混んだ場合は1組様30分程度とさせていただく場合もございます。
ちなみに、前回(8月)は待ち時間が発生していません。
ただ次回も同じようになるかどうかは分りません。
No comments yet.
RSS feed for comments on this post.