旧約聖書の時代から人間はアホやった

人間というのは、大して賢くない生き物です。
そう私が考える理由は、人間はカンタンに理屈に
合わないアホな「感覚」を信じる傾向があるから。
これは人種や民族を問いません。人間は時に
ものすごーくアホなことを、アホな感覚に惑わされて
やらかしてしまう、サルの亜種なのです。

古い話からいたしましょうか。旧約聖書です。
アブラムは「神のお告げ」とやらを信じて
最愛の息子であるイサクを生贄として神に捧げそうに
なる場面がありますね。今の感覚からすると
「生贄って何によ」「神様って何よ」となります。

もし、その通りの事象があったとすれば、
アブラムはただの狂人だったことになります。
まあ、今の時代にも時々「神のお告げが・・」
なんて言いまわっている人がいますが、ただの狂人。

今、「べらぼう」という大河ドラマが話題ですね。
主人公の蔦重(横浜流星)・・いいじゃないですか。
私は毎回、彼のちょんまげの具合を見ています。
少々乱れているところが、彼の社会的地位を表します。

ちょんまげというのは、江戸時代の男性の髪型。
頭のてっぺんを反り上げて、伸ばした横髪を後ろで
閉じて、何かの薬剤で固めて折り曲げています。
なんで手間暇かけてそんなことをする必要があるの?

江戸時代の日本にやってきたヨーロッパ人は
「彼らは頭にピストルの銃口を乗せている」と言ったそうな。
まあ、連中からするとかなり変わった習俗ですね。
あれはなぜそうなったのか。ほとんどの日本人は
何の疑問も持ちませんね。でも、私は天邪鬼。
他の方が普通に思うことに疑問を持つのです。

私の理解では、あれは侍の習俗をまねたものです。
戦国時代、侍は戦(いくさ)ばかりをしています。
しょっちゅう、頭にかぶり物をして戦に行きます。
被り物をするとき。髪の毛があるとズレて蒸れたのだとか。
だから頭のてっぺんを剃っておくとそれを避けられる。

侍でない町人は普段、被り物をしません。
だから頭のてっぺんを剃ったり、そこにちょんまげを
乗せて「おしゃれ」を気取る必要はなかったはず。
でも、江戸期を通じて月代とちょんまげは一般化します。
他の人がやっているから、誰も逆らえないのです。

しかし、月代とちょんまげなんて、生きる上では何の
必要もなく、単にめんどくさいだけでしょ。
だから明治になって「止めよう」というこになったわけ。
まあ、当たり前と言えば当たり前の流れ。むしろ、
あんなアホなことを300年近くも続けた日本人はアホ。

そんなアホなことは今の時代だってありますぜ。
2年ほど前に亡くなったとされている池田大作氏。
彼は創価学会という日蓮正宗の信徒団体を飛躍的に
拡大された人物としてよく知られていますね。

このご仁、ある時に「財務は供養だ」とのたもうたとか。
創価学会用語で「財務」とは、信徒が金を出すこと。
つまり「たくさん金を出せば先祖の供養になる」という意。
「ふーん」と思いますが、多くの学会員は
それが本当だと思って懸命に「財務」に励んだそうな。

さて、話をさらに下世話なところに落としましょうか。
昨今の都心のマンション市場‥アホみたいに値上がりしてます。
山手線の内側でマトモなマンションを買うには2億、3億。
とても普通の人には買えません。それどころか、
練馬や足立区あたりの普通のマンションが6千万とか1億。

アホかいな、の世界です。でも、現状ではそんな市場が成立。
これも、冷静に考えれば旧約聖書のイサクとか、
江戸時代のちょんまげとか、創価学会の財務と同じこと。
とんでもないことを、多くの人が「普通」だと思い込んでいる。

蔦重の時代に「俺はちょんまげが嫌だ」といって
今みたいな髪型にすると世間からつまはじきにされました。
創価学会の会員である程度収入があるのに「財務は嫌」
といったら、冷たい眼で見られるでしょう。「供養できない」。

それと同じに、今の東京都心のマンション価格が
「アホみたいに高い」と考えている私は、今のところ
世間からは「ヘンな奴」と見られています。まあええけど。
しかし、世の中はいずれ現実的、合理的な方向へ収束します。
バカみたいに高い東京都心のマンション価格も、
いつかは合理的なところに落ち着くはずなのです。

本日の動画 ↓

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ただし、順番におうかがいしますので、
ちょっと待っていただくかもしれません。
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2025/3/5 14:20 Comments (0)

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