この150年、サルの亜種は進化せず

株価がイマイチ冴えませんね。一時的に
4万円を超えたのはよかったのですが、その後が‥
そうこうしているうちに、トランプ関税不況が
始まりそうな気配になってきました。怪しい。

トランプ君は、なぜ関税を掛けまくろうとするのか?
カンタンに言えば、彼の頭の中は1980年代で
停まったまんまになっているからですよ。
あの時代、日本が「ジャパン・アズ・ナンバーワン」
とか言われて浮かれていた時代です。

その頃、主要産業は自動車と電機。その両分野で
日本はアメリカを圧倒。メードインジャパンの
工業製品がアメリカ市場を席巻していました。
アメリカはちょうど、ベトナム敗戦で元気を
失っていたのです。それで工業分野でも
日本に抜かれて衰退の運命か・・なんて。

トランプ君は、その頃に実業家としての壮年期を過ごし、
3回の破産を経験します。だから、興隆する日本を
横目に、落ち目のアメリカを感じて過ごしたのです。
彼の感覚では、アメリカに自国製品を売る国は悪。

80年代と違って、その悪役は今や日本ではなく中国。
だから、主に中国を標的に関税を掛けまくり。
しかし、その政策はかなりズレまくっていますね。
今や、アメリカ国内に製造業はほとんどありません。

つまり、外国製品の輸入に関税を掛けてまで保護すべき
アメリカ国内の製造業は、せいぜい自動車くらいでしょ。
外国からの工業製品の輸入に関税を掛けると、
国内のインフレを招くだけです。単純に国内への増税。
それでは国内の景気が悪くなるだけ。

現に、アメリカの株価が冴えないのは景気後退の予兆。
トランプ君の関税政策は、アメリカだけでなく
世界経済を不況に導く「悪手」でしかないのです。
そのことを、彼はまったく理解していない様子。

さらに彼は、自分が模範とすべき大統領について
マッキンリーという人物を思い描いている様子。
1897年から1901年に大統領職を務めた人物。
ハワイを併合し、スペインに戦争を吹っかけて
フィリピンを奪うという実績を残したご仁。

つまり、トランプ君はマッキンリーのように
「アメリカの領土を広げた大統領」になりたいのです。
だから「グリーンランドをアメリカ領に」とか言ってます。
何とも唐突過ぎる要求に思えますが、単なる領土拡大欲。

ロシアのプーチンや中国の習近平は自国の歴史を
曲解して領土的野心を妄想するタイプですが、
トランプもひょっとして同列? だったらエライことw。
「カナダを51番目の州に」というのも本気みたいですぜ。

しかし、人間の持つ科学技術や医療、情報分析力は
日進月歩で進化しているのに、肝心の知性や教養は
この百数十年でさして変わらないように思えます。
まあ生物としての人間は、「サルの亜種」ですから
本能的な中身はあまり進化しないのかもしれんません。

本日の動画 ↓

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2025/3/13 15:00 Comments (0)

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