「昭和ど真ん中人間」の私

毎日、夕食の後にネトフリかアマプラを楽しみます。
昭和以前の映画を観ていると、出演者の半分か、
あるいはほとんどが物故していたりします。
なんだか寂しいですね。まあ、それも時の流れ。

今の映画やドラマも楽しめますが、私は所詮昭和人間。
何回かに一度は昔の映画やドラマを観たくなりますよ。
なんか、昭和も遠くなりましたよね。子どもの頃、
「あの人は明治生まれだから」という爺さんや婆さんが
普通にその辺を歩いていました。今の私がそんな感じ。

しかし、私の子どもの頃の明治男や明治女は、
何かしらピシッとしたカッコよさがありましたね。
昔のピシッとしていたころの日本を伝える存在。
ところが今の昭和オヤジや昭和女子は、なんだか
すこーしふやけた感じのイメージですね。

「昭和」という時代を語れる最後の世代は私の同年代。
つまりは60代以上、ということになります。
あまりカッコイイ印象はありませんね。
昭和ひとケタは80を越えましたが、モーレツ世代で
中身のないハリボテ的なお方が多かった印象。

私たちのチョイ上の団塊世代は救いがたいええかっこしい。
そのあとのしらけ世代に我ら新人類世代。
そしてバブル採用世代へと続きます。ビシッと
カッコイイ世代はありません。それが昭和ではないかと。

なんかこう、カッコをつけようとしていても
どこかに抜けた感じが出てしまうのが昭和世代。
戦争に始まり、敗戦で滅び、復興に沸き、
経済成長に酔い、バブルに踊って弾けたのが昭和。
なんかこう、どこにも虚しさが漂っています。

まあ、戦争に負けた・・というのが大きいでしょう。
私の子どもの頃の大人たちはみんな「敗戦」を
どこかに引きずっていた印象があります。
最初の「日本のいちばん長い日」という映画で
そのイメージが濃厚に伝わってきますね。

最近、リニューアル版が作られました。何年か前。
もッ君が昭和帝を演じていらした。悪くはないのですが、
やはりリアリティにはちょっと欠けますかね。
元版の監督は岡本喜八。まさに昭和の「名人」です。

今を生きていても、やはり私は昭和ど真ん中人間。
どっぷりと「昭和」に嵌りながらこの後も
生きていくのでしょうね。それはもう宿命。
それがカッコイイとは思いませんが、
それ以外に生きようがない、というのが真実。
というか、逃れようもありませんが。

本日の動画 ↓

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2025/7/27 13:17 Comments (0)

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