マネーと不動産の関係

世の中は、日々変わっていますね。
私はどんどん「過去の人」になっています。
まあ、それも致し方のないことです。
心がけるのは、醜くジタバタしないこと、ですか。

私の最近はユーチューバーですが、マンションや
不動産についてもいろいろと情報を発信しています。
ただ最近、都心はベラボーに高くなって、
一般人には手が届かなくなったのが残念です。

さらに言えば、その値上がりがかなり異常です。
本来の「住む」ということ以外の目的‥
つまり金融商品的な値動きに翻弄されていますね。
それも、世界的な傾向として不動産バブルです。

ここ数年、中国や韓国で調整が始まったかと思いきや、
それら政府の愚策により値下がりが緩和されています。
アホなことです。問題を膨らませつつ先送りしただけ。
日本の不動産市場における最近の主役は中国人。
そのプレゼンスはここ数年で飛躍的に高まりました。

それが今後、どのような展開につながるのか?
誰にも分かりません。未来を読むのは難しいこと。
ただ、今の価格形成が著しく歪なことは確実です。
その歪さは何時か是正されるはずです。
住まいは本来、「住む」ところであり金融商品に非ず。

好ましくないことですが、世界には「お金(マネー)」
が余っています。マネーの代表はドルですね。
ニクソンショックは1971年8月15日のこと。
私は9歳だったのでほとんど覚えていません。
そのちょっと前にゴールド(金)1オンスは35ドル。
それがもうすぐ3500ドルですからね。100倍です。

ゴールドが100倍になったということはドルが
100分の1になったということ。マネーが激安に。
つまりゴールドをはじめとしたモノの値段が上がり、
マネーの値段が下がった‥インフレになった。

不動産も大まかにはモノの一種です。日本でも
1971年に比べれば不動産の価格は100倍とは言いませんが
軽くて10倍、場所によっては50倍くらいですか。
田舎に行くと同じか、ちょっと下がったくらい。

このあと、東京の不動産はどうなるのか・・
私は近未来を予測するのは得意ではありません。
しかしマクロ的な中長期視点では「原則」通りの結果に
なることが確実です。それは需給関係。

人が住んでいない都心や湾岸のタワマンなんて
いったい何の価値があるのでしょうね。
マンションは住宅の一形態であり、その価値の基本は
人間が「住む」場所としての使い勝手です。

都心のマンションが金融商品なら、お札や株と同じ。
お札(現金)や株は保有の手数料がほとんどかかりません。
そして保有していてもその数値的な価値は変わらず。
しかしマンションは保有コストが年間1%程度。
建物は1年に2%ずつ劣化すると考えるべきです。

そう考えれば、マンションの金融商品としての
劣化はかなりハイリスクです。その場所が100年後も
「羨望の地」であれば別ですが、そうでなければ‥
そして、人間が100年も生きません。ほとんど。

まあ、こういう基本スキームが分かっていれば、
アホなことをほざかなくなるのですが‥まあまあ。
今のバブル、ちょっと息が長いですね。
それだけに終わった後の調整も長くなりそう。

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2025/8/29 14:14 Comments (0)

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