ディベートなんて大嫌い

私はルーチンな毎日が大好きです。年を取ったせいか。
今ではせいぜい月に数回しか「予定」が入りません。
一昨日は六本木のスタジオで夜の9時半からライブ配信。
8時半に局到着。実際に始まったのは9時40分頃で、
終わってタクシーに乗ったのは10時20分。イレギュラー。

自宅に戻ってシャワーを浴びて飯を食って、
酒を飲んで寝たのは夜の2時。翌朝は11時まで寝てました。
こういうの、ルーチンから大幅に外れています。
2日たった今日も、ちょっといつもより遅れがち。

まあ、呼ばれればだいたいはホイホイとメディアに出ます。
テキトーなことをほざいていればいいわけで、緊張感ゼロ。
ただ、一昨日は「賛否で対決」みたいなことになって、
ちょっとめんどくさかったですけどね。ああいうの、苦手。

意見の相違を際立たせると、見ているほうは面白いかも。
でも、やらされているほうは結構疲れますぜ。
はたまた、主催者によこしまな思惑あったりすると、
やらされる側としてはかなり不快かも。幸い、一昨日は
そういう空気は微塵もなかったのですが・・

「論破」というのは嫌な言葉ですね。議論の相手方を
表面的に言い負かしたところで、それが正しいのかどうか、
あるいは本当にそちらが合理的なのかどうか、分かりません。
まあ、不毛な争いでしょう。それをすることの意味はなし。

アメリカ人はディベートなんてのが好きだとか。
私は大嫌い。意味がありません。口先だけの世界で
「勝った」「負けた」をやることに何の意味があるの？
アイディアを出すための会議、なんてのも嫌い。

そもそも、私は会議とか打ち合わせとかが大嫌い。
おバカは百人集まっても「文殊の知恵」なんて出ません。
０×100＝０‥簡単な算数の世界ではないですか。
だから、私は自分で会議を主催したことはほとんどなし。
特に、自分が社長として主催した社員全員集合の
打ち合わせはたったの１回。「みなさん、クビです」。

２年半ほど前、アホなディベート型の企画に出ました。
「タワーマンションの是非」みたいなの。それだけでアホ。
でもまあ、呼ばれたらホイホイと行くタイプなので。
行ってみたら「罠」。あらかじめこちらが論破されるべく
仕掛けられていました。まあ、めんどくさいこと。

結果、相手方がニセモノを送り込むという大チョンボを
しでかしていたのを私が暴露し、なーなーの終わり方。
タワマン好きは、基本見栄っ張り＝嘘つき、という構図が
私の中で際立ってしまいました。でも、不愉快な記憶。

つい最近も、そういう「罠」に嵌りかけました。
ネットメディアというのは下品な企画に走りがちですね。
ディベートなんて、ほぼ意味がないのにやりたがる。
多少品がなくても「回ればいい」という発想でしょうか。

私はジャーナリストの肩書で仕事をしています。
だから自分が知りえたことを多くの人に伝えるのが使命。
しかし、意見を異にする人々を言葉でやりこめるのは、
私の仕事の本筋ではないと思っています。でもまあ、
自分の考えを曲げることはできませんから、
求められれば言いたいことを言いたいように言います。

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2025/9/14 13:43 Comments (0)

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