昨日は新幹線に乗って西へ250kmほど。
浜松市の一条工務店と言うハウスメーカーの本社に行ってまいりました。
目的はごく普通の「見学」。
面白かった・・・というか、かなり興味深い体験をいろいろ。
例えば、よくテレビで見るような地震の体験コーナー。
「震度7」まで経験してまいりました。
「ウヒョー・・・これは家が潰れる!」という感じ。
ところが、一条さんの「免震」構造は「ほー、揺れとるなあ」。
震度2程度にしか感じません。
さすが、免震住宅でトップシェアだけあります。
他にも、オール床暖房のお部屋を「体感」してみるとか
ハンマーで防犯ガラスを叩き割る(割れなかったけど)とか、
風速30メートルを経験してみるとか・・・・
私にとっては、後楽園遊園地の乗り物で命を賭けるよりも
はるかに安全で楽しい3時間ほどを過ごしました。
この会社、広告と言うものをほとんどしないそうです。
それでも、ハウスメーカーのランキングでトップ10に入っているとか。
東海地方が中心なので、その他のエリアではほぼ無名。
でも、地元の「トヨタホーム」なんかより
上位に入っていたりするのはご立派。
ひとわたり説明を聞き、体験・体感をさせていただいて思ったのは
「モノづくり」への真面目さでしょうか。
何でもマニュアルデータに頼るのではなく、
「実験してみる」ことを重視している、というのに感嘆しました。
また、システムキッチンやユニットバス、洗面化粧台、サッシまで
全部「自社生産」というのもスゴイですね。
今回、この一条工務店がマンションに本格進出されるというので、
私としてはその取材も兼ねた見学だったのですが・・・・
これらの「自社生産」建材は、マンションにはまだそれほど活かせない、
とおっしゃっていたのが何とも残念。
でも「マーケットにあわせない」ことが事業方針だとか。
これからも注目していきたいと思います。
さて、東京は雪が降っています。
冬だから雪ぐらい降って当たり前なのですが、
やっぱり「寒い」ですね。
実は一昨日は神田岩本町で「蛤鍋」なるものを食してまいりました。
それも、おじさんばかり6人で。
集まった面々は、不動産広告業界の・・・まあ、「重鎮」でしょうか(笑)。
引退間際の土俵際で踏ん張っている方もいましたが・・・
営業系2名、マーケッター2名、制作系2名という
各分野にバランスのいい構成。
出身代理店も多彩なのですが、このうち私も含めた5人は
四半世紀前に同じ会社にいました。
そして、なぜか私が最年少なので、ひたすら「聞き役」に。
様々な話題が出たのですが、やはりマンション広告が中心。
「最近の広告はおもしろくないねー」
「私も茶化すネタがなくて困りますよ」
「茶化すネタか・・・(笑)」
「しかし、The Parkhouseというネーミングはひどくねえか? Theってえのは『唯一』という意味なんだろ?」
「そうですよねぇ(それはこのブログで取り上げたネタですが・・)」
「あの『プラチナ住都心』ってなんだよ。20年前じゃん!」
「あれは『寒い』広告だよなー」
(それも、私のブログで・・・)
「あの会社、T島でミスって30万部刷り直したそうですよ。Y広はカンカンだって(笑)」
「ヒエー・・・そりゃあすごい! 確かにカンカンだろうな」
他人の不幸は蜜の味で、一同ニヤニヤ。
「ところで、リライズの広告で空飛んでるネエちゃんって、誰? タレント?」
「あれは水川あさみだよ、○○に出ていた・・・」
「あんなことして売れるワケないのに、バカじゃないの」
一同、また苦笑。
その他にも
「NK社は、何であんなに安くS友の仕事をしているのか?」
「不動産経済研究所の予測はなぜ当たらないのか?」
「デベ大手のM社は最近N社の広告を意識し始めたみたい」
「デベのGC社とTL社はそろそろヤバイんじゃないか」
「代理店のKA社は、なぜ潰れないのか?」
「Y広のマーケ部門が強い理由は何か?」
「制作SU社の単価が相当下がっている」
とまあ、そんな業界の『さむーい』話題で盛り上がりながら
温かい蛤鍋をつつく夜は更けていったのでありました。
不動産広告の話題になると、景気も中身も「寒い」話ばかり。
みなさんのマンション選びも「寒い」結果にならないように、
ぜひ私のセミナーなどもご活用ください。
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2011/02/22 10:30 | by 新築 富津RSS feed for comments on this post. TrackBack URL