世の中、面白いことを考える奴がいるものですね。
大学の入試問題をリアルタイムにヤフーで公開質問ですか・・・・
いやー・・・暗いニュースばかりの昨今では、
久々に笑える話ではありませんか。
これが韓国あたりだと、国中沸き立つような騒ぎになるのでしょうね。
韓国の受験生も、ぜひ真似ていただきたい手法です。
さて、このニュースのおかしさは、その手口もさりながら
京都大学が「業務妨害」で告発した、というところ。
実は、大学入試で不正を行っても、
今の日本の法律ではしっかりとした罪に問えません。
今回、京都大学は「業務妨害」を持ち出していますが、
仮に犯人が捕まって裁判になったとして、有罪にできるでしょうか?
以下、刑法の条文です。
(信用毀損及び業務妨害)
第二百三十三条 虚偽の風説を流布し、又は偽計を用いて、人の信用を毀損し、又はその業務を妨害した者は、三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金に処する。
「偽計を用いて」というところは当てはまるでしょうが、
「業務を妨害」したとはいいきれないと思います。
だって、入試自体は正常に執り行われたわけでしょ。
答えを他の人に教えていたら「業務を妨害」したことになるかもしれませんが、
自身の解答のみに使用していた場合にこの条文を適用するのは???
また、数十分後には公開される試験問題を、
ネットに晒したところで業務妨害になるのかどうか???
この犯人が見つかって逮捕・送検されたところで、
果たして検察官は起訴するかどうか怪しいところ。
しかも「三年以下の懲役又は五十万円以下の罰金」なんて、
刑法の中では微罪といっていいでしょう。
というワケで、こんなものただの愉快犯みたいなもの。
結局バレて、もし合格していても取り消しになる程度で済むと思いますよ。
それで、ご本人が20歳以上なら名前がバレて大恥。
20歳未満でも2ちゃんねるあたりで本名を晒されるでしょうね。
そもそも、今の入学試験のやり方がアナログ過ぎます。
鉛筆で答案を書かせるなんて、明治時代から全然変わっていません。
10年位前にERというアメリカのテレビドラマで
医師免許試験のシーンがありました。
受験生は図書館の仕切りブースのようなところで、
パソコンの端末に向かって解答を打ち込んでいましたよ。
まあ、何万人も受ける大学受験でこれをやるのは不可能かもしれませんが。
私はヒマなときはたいてい本を読んでいますが、
歩いている時間、自転車に乗っている時間は
いろいろな空想を楽しむことにしています。
中でも面白いのは「完全犯罪ストーリー」。
例えば、人を殺しても絶対にバレない方法とか・・・
もちろん、空想だけですよ(笑)。
でも、いくつかプランはあります。
ですので私の個人的な関係者のみなさん、
なるべく私の機嫌を損ねないように気をつけてください。
その気になれば、いつでもプランを実行できますから(笑)。
冗談はさておいて・・・・
知的犯罪というのはとってもクリエイティブです。
できるだけ他人の思いつかないプランの方が
あとでバレる確率がぐんと下がるのです。
その点、私は悪童時代から「ワル知恵のデパート」を自称しておりました。
今でもワル知恵を「湯水の如く」噴出させています。
例えば、大学入試で「完全犯罪」的にカンニングを行うテクニックなども
時々考えてみたりします。
ひとつご紹介しましょう。
予算は1万円から50万円程度。
用意するのは、入試問題に正答できる「スタッフ」。
そして、若干の電子機器。
受験生は髪をボワボワに伸ばしてください。
少なくとも肩以上に。耳は全部髪の毛で隠してください。
高性能な小型カメラを用意します。今は簡単に入手できます。
筆記具に仕込んでもいいし、洋服の袖に隠してもいいでしょう。
メガネのフレムに仕込むのは理想的。
でもちょっと費用がかかりそうです。
撮影した画像は、無線で外部に送れる様にします。
携帯電話の電波を利用してもいいでしょう。
その場合、端末をちょっと改造する必要があると思います。
また、別の携帯電話もしくは高性能小型トランシーバーを衣服の下に装着。
おまわりさんがもっているようなやつです。
受信状態にして黒いコードを背中から髪の毛の中を通して
耳まで伸ばし、イヤホンを付けます。
もちろん、外からは分からないように髪の毛で隠します。
試験が始まったら問題をすべてカメラで撮影。
バレないように外部に待機する「スタッフ」に送ります。
「スタッフ」は解答を出して、それを無線で送信。
受験生はイヤホンから聞こえてくる解答を
解答用紙に書き込んでいきます。
送信、受信共に携帯を使えば、「スタッフ」はどこにいてもOK。
費用も安価で済むはずです。
ただ、これは大学側が会場で携帯の妨害電波を発すれば使えなくなります。
今回の事件で、そういった手法が使われるようになるかもしれません。
しかし、周波数の異なる小型無線なら使えるはずです。
あとは正答「スタッフ」をどうするか?
予備校の先生とか、東大生みたいな秀才君が理想的ですね。
ただし、たいていの場合はそういうことに協力するのは嫌がるでしょ。
でも、すごーい突破口があるのです。
それは、最初にも述べたように、
大学入試でカンニングなどの不正を行うのは、
この国では基本的に「不法」ではないのです。
どの法律にも、それを処罰する明文規定はありません。
だから、京都大学は無理クリに刑法の
「業務妨害」なんてのを持ち出したのです。
だから、協力した「スタッフ」が罪に問われる可能性は極めて低いでしょう。
その点を強調して勧誘すれば、応じる秀才君もいると思いますよ。
それに、医師国家試験ならいざ知らず、
大学入試で不正を行って入学したところで
被害者らしい被害者はいません。
ひとつの入試で何十人もこういう方法でいい点数を取れば、
合格の基準点が上がるかも知れませんが、
一人だけならまず関係ないでしょう。
そんな学生に入られた大学が被害者だ、という議論はあります。
でもね・・・もう十年以上も前でしょうか、
私立の有名某M大学で裏口入学事件が発覚した際、
本人もそれを知らずに卒業・就職して
立派な社会人になっている方が何人もいました。
つまり、入学試験に合格する学力はなくても、
その大学はラクラク卒業し、その学歴を背負って就職までしていたワケです。
それって、大学自体が入学者のレベルに合わせた
学問を授けていない、と言うことに他なりませんね。
つまり、エラそうに入学試験を行い、学生を選別し、
しかも高い授業料・入学金を払わせたにも関わらず、
それに見合ったサービスを提供していない、ということです。
それって、おかしくありませんか?
日本のほとんどの大学・・・とくに私立文系(私の出身校も含めて)は、
「学問の府」とは名ばかりに、怠慢かまして
ただの「卒業生製造機関」に成り下がっていると思います。
そんな連中が半ば金儲けも兼ねて学生を選抜する仰々しい入試など、
どんどん裏を掻いてやればいいのです。
そもそも、難しい入学試験に合格しなくても
偏差値50未満で早稲田や慶應に入学して、卒業する方法もあるのです。
ただし、医師国家試験だけはくれぐれも厳正に行って欲しいですね。
本来の基準に達していないお医者さんが多くなれば
怖くて病院に行けなくなりますから。
さて、今日の更新とは全然関係ありませんが、
当研究所のレポートを2題、最新情報に更新しました。
買ってはいけない大規模マンション
近畿総集編 第4弾 24物件【2011年3月改訂版】
価格 2,590円
女性のためのマンションレポート
首都圏シングル編 【2011年2月改訂版】
価格 3,980円
まず、近畿編。
昨年夏に更新したときから「完売」したのは25物件中わずかに3物件。
それこそ、惨憺たる状況です。
ここで取り上げたマンションは、本当に「避けるべき選択」です。
首都圏シングル編は・・・
今回は取り上げた物件がガラリと変わっています。
コンパクトマンションは小規模なものが多いので
どんどん変わっていきますね。
神戸さんもがんばって取材してくれました。
今度の更新も見逃せませんよ!
取り上げたマンションは以下の通り
エクラスタワー武蔵小杉
ブランズ東麻布
ブランズ麻布十番
ブランズ南麻布
イニシアイオ芝公園
イニシアイオ西麻布
中野ツインマークタワー
サンクタス文京大塚
ルジェンテ南大塚
BELISTA下高井戸駅前
コンパクト希望者は必読です!
>仮に犯人が捕まって裁判になったとして、有罪にできるでしょうか?
有罪であろうがなかろうが、刑事事件として告発することに意味があります。
告発し警察が捜査することにより、携帯電話事業者やインターネットサービスプロバイダ(ISP)等から接続した個人情報などを引き出すことができます。
これを警察に頼らず、京大単独で調査しても個人情報保護の壁で犯人特定はできないでしょう。
あくまで警察権力の利用のための告発であって、実際に有罪にできるか否かはあまり問題では無いと思います。
>ただし、医師国家試験だけはくれぐれも厳正に行って欲しいですね。
>本来の基準に達していないお医者さんが多くなれば
>怖くて病院に行けなくなりますから。
人の命を預かる仕事はなにも医者ばかりではありませんよ。
身近な例では電車など運輸業だってそうですし、自動車の製造業なんかも不良があれば人命にかかわります。
建物の耐震強度など考えれば、建設業や不動産業だって人命にかかわる仕事と言えるかもしれません。
そういう意味では医師だから特別ではなく、全ての大学入試そのものも厳正にやってもらわないと困りますがねえ。
>大学入試で不正を行って入学したところで
>被害者らしい被害者はいません。
アホンダラを世の中に出してしまうという時点で、世の中全てが被害を受けていますよ。
2011/03/02 20:27 | by しょうじうんうん、確かに。
あまりにも騒ぎ過ぎな気がする。
偽計業妨の成否について。
同罪は実際に妨害されたという結果の発生を問わないので、「妨害した」はクリアーされると思うが…、「偽計を用い」はどうかね?「偽計」は、「偽計」か「威力」か微妙な事案において、「威力」とはいいにくいけど処罰しないわけもいかないから「偽計」でいくかみたいなとこあるし。
また、故意はどうかね?
この人が、愉快犯的にみんなが騒げば面白れーってなノリでやったんなら、故意ありといえそうだが…、本当に受かりたい一心でやったとすると、むしろ入試という業務が円滑に遂行されることしか望んでないわけで(笑)。
ま、ともかく、この人を擁護する気なんてサラサラないが、マスコミの連日の入念な気の入れようには、なんか別の底意を感じてしまうわ。
2011/03/02 13:46 | by 名前RSS feed for comments on this post. TrackBack URL