投資家たちが話題の企業につけた値段

東証一部上場のシーズクリエイトという会社、
「09年3月期の四半期報告書」を東証に提出できなくて、本日ストップ安。
時価総額は今日時点(9月2日終値)で5.5億円。
上場廃止基準が10億ですから、現在監理ポスト。
時価総額で話題の企業を見てみるのも、ひとつの基準ですね。
低い方からいきましょう
ノエル・・・・・・・・・・・・・3.7億
CSクリエイト・・・・・・・・5.5億
フージャース・・・・・・・・21億
グローベルス・・・・・・・・25億
アゼル・・・・・・・・・・・・・30億
日本綜合地所・・・・・・・63億
ジョイント・・・・・・・・・・・66億
プロパスト・・・・・・・・・・95億
モリモト・・・・・・・・・・・154億
ゴールドクレスト・・・・・598億
長谷工コーポレーション・・1481億
これが、本日現在の市場価値です。
グローベルスとアゼルは合併します。それでもあわせて55億。
上位2社は、ジャンボ宝くじに2回当たれば買えますね。
totoBIGなら、1回ですか(笑)。
どこも株価は低水準。今買っておいて、
後で業績を回復すれば・・・何倍、何十倍になります。
宝くじを買うよりも確率の高い投資でしょうね。
アゼルとグローベルスの外資オーナーはそう考えているのでしょう。
一般の消費者は・・・・こういった会社のマンションを買って
生涯の資産・財産とするにはかなり危うさが伴います。
退場すべき企業は早々に退場し、
財務も企業体質も経営者の事業姿勢も健全な企業のみが
マンションを供給してくれれば、みなさんは何も心配なく選べるのですが。
そもそも、マンション分譲事業というのは、
資金さえあれば誰にでもできてしまう、
垣根の低さがよろしくないのかもしれません。
参入障壁の低さは、事業者の志の低さにもつながっています。
ただ儲かればいい、と無茶な事業展開をしたデベロッパーや、
目先の金儲けを目指してファンド事業に首を突っ込みすぎた不動産企業が、
このご時勢でもっとも苦しくなっています。
そして・・・・それらの企業に共通する特長は人材の薄さ。
私としては、早くこの淘汰の時期を終えて、業界が落ち着いて欲しいのですが・・・
そして、もっと優秀で志の高い人材が集まって欲しいと願います。
世の中で、もっとも高額な一般消費者向けの商品を作って売る業種なのですから。
榊淳司


2008/9/2 17:01 Comments (1)

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