「ガイアの夜明け」にはバイアスがいっぱい

今日は、私のこのページがウイルスかなんかで
うまく表示されていないようですね。困ったことです。
私のこのページをご覧いただくブラウザは、
インターネットエクスプローラーではなく
なるべくファイアーフォックスを使ってください。
そうすれば、比較的うまく表示されるようです。

さて、覆水盆に返らず、というのがありますが、まさにソレ。
一昨日の夜、酔っ払って自転車で帰宅中にとうとうやってしまいました。
車道と歩道の境を確かめずに、大きな段差に乗り上げてスッテンコロリン。
何とか家に帰り着いたのですが、それからが大変。
立てない、歩けない、眠れない。
激痛に襲われて、ウンウン唸るしかありません。
やっと頓服薬を飲ませてもらって、何とか寝ました。

翌日、這うように車に乗って病院に駆け込んだところ、
さんざん待たされた挙句、レントゲンと診察。
その結果分かったのは、「左ひざ靭帯断裂の疑い」。
詳しくは1週間後のMRIですが、まずは間違いなさそうです。
嗚呼、今も痛くて動けません。
座ってパソコンに向かうのがせいぜい。
自分の足で立てない、歩けないというのは何とも不便なもの。
私は大怪我や大病の経験はないのですが、
多分今回が今までで最大の試練になりそうです。

昨日は病院へ行って、落とした携帯を警察へ取に行って、
さらに事務所からパソコンを運び出すなどしていて、ほぼ機能不全。
夜になってやっと録画した29日放送の「ガイアの夜明け」をチェック。
先ほど、それについて依頼されていた雑誌原稿を仕上げて、ひと息。

それにしても、一昨日の「ガイアの夜明け」には、
かなりマンションデベ寄りのバイアスがかかっていましたね。
最初に取り上げていた「ユトリシア」にはビックリしました。
ああいう風に取り上げると、見た人は
「買ってもいい」みたいに捉えられるではないですか。
だいたい、ユトリシアの販売は「2年前」ではなく、
3年以上も前から続けられていて、途中で広告上の
名前を変えるなど、かなり姑息な販売手法を取ってきました。

さらにユトリシアについて、私は2年以上も前から
「買ってはいけない」と言い続けています。
今後、新船橋の1500戸プロジェクトも含めて
「千葉都民」エリアは恐ろしい供給過多になります。
そうでなくても、10年後には分譲価格の半分になる現象が
当たり前のようにみられるエリアなのです。
そういうところのマンションを、一瞬の人気が出たからといって
あんな紹介の仕方をするとは「ガイアの夜明け」も罪深い。

マスコミの報道というのは、傍から見ていると
ちっとも中立・公正ではありません。
何よりもセンセーショナルな方向に走りがちです。
分かりやすく言えば、視聴者や読者が
喜びそうな内容を針小棒大に取り上げるのです。

もうひとつ、広告スポンサーに対する妙な配慮があります。
私は広告代理店にいたこともあるのでよく分かりますが、
「00のスポンサーになってくれれば00番組で1回特集」
みたいなバーター取引が日常茶飯事に行われています。
「ガイアの夜明け」で取り上げられていた
●プラウドタワー東雲キャナルコート
●ザ・パークハウス晴海タワーズ
の2物件は、そういった疑いを掛けたくなるほど肯定的な扱いでした。

報道番組の看板を出すのであれば、視聴者の判断を
誤った方向に導くようなバイアスは厳に慎むべきでしょう。
まあ、こういった正論は言ってもしょうがないことですが。

首都圏のマンション市場は、来年に大きなひと山を迎えそうです。
本当は、今年の後半がそうだったのですが、
震災の影響で半年ほどずれた観がありますね。
忌憚なく言わせてもらうと、ゴチャゴチャとくだらない
物件が山のように出てくる気配を感じています。

ただ、はっきりいって、この1,2年の間に市場の「意識」は
かなり変わっていると言えるのではないでしょうか。
デベロッパーに対して「厳しい目」を持つ方が多くなりました。
高い物件を賢明に避けている傾向が窺えるのです。
加えて、経済状況もちっともよくなっていません。
雇用環境も悪化の一途。酷いですね、新卒の内定率。
個人所得も、ずっと減り続けています。

そして、マンション価格も急速に調整が進んでいます。
ただ、まだまだこの傾向は続くでしょう。
デベロッパーは1,2年前の様に目の色を変えてまで
用地の仕入れに走らなくなっています。
逆に言うと、表には出ない在庫が積み上がっているのです。

不動産価格のなだらかな下落。
それは日本経済の成長路線への回帰や
人口減少からの脱却が見えてこない限り続くでしょう。
つまり、それは中長期的な傾向として、
ほぼ避けられないことなのです。

さて、マンションレポートの更新情報です。

買ってはいけない大規模マンション
近畿総集編 第5弾 全21物件

価格 2,590

近畿圏の「買ってはいけない」マンションは
本当に売れていませんね。
私が、このようなレポートで取り上げなくても
多くの方がご存じなようです。
でも、時々間違ってしまう人がいます。
もしや、私の選んだあの物件は・・・・
という心配をされている方、ぜひご参照ください。


2011/12/1 19:26 Comments (3)

3 Comments

自分が選んだコーポラティブマンションの建設途上で
設計士が自転車の飲酒運転による死亡事故で逮捕。

建築チェックもおざなりになり欠陥商品に・・・

夢のマンションが
目もあてられませんね。

過激な発言があるものの
基本的な方向性は間違ってないと思っておりました。

デベが「メジャー7」と名乗るのも
安心感から

小規模でやるなら
安心感への行動は慎重になさるべきと考えます。

人生の大きな買い物の窓口なんですから

2011/12/04 19:19 | by ぼ~や

いつも拝見させて頂いております。
正論を言うと自転車の飲酒運転も犯罪になりますし、泥酔による事故も健康保険の給付制限をうけますが、このようなところで公開してしまって大丈夫ですか?

2011/12/02 12:34 | by 匿名

マンションは住宅ローンを完済して自分のものになったとしても、相変わらず管理費を払い続けなければいけない。

しかも住宅ローンを完済した時点で、管理費がハネ上がるのでいままでの住宅ローンに近い金額を、月々支払わなければならない。

一戸建と違って、結局は一生住居費から逃れることができない。

これじゃ賃貸と同じだ。

「管理費を払わなくていいマンション」「住宅ローン完済後のお支払い一切なし」…そんなマンションがあったら画期的。

これぞマンション革命だと思います。

2011/12/02 03:54 | by 政治の季節

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