まあ予想通りというか、規定路線というか・・・・
本日、売主の野村不動産から発表されました。
プラウドタワー東雲キャナルコートの第1期250戸が即日完売。
「登録申込数280件、最高倍率3倍、平均倍率1.12倍」だそうです。
1.12倍だなんて、「いかにも・・・」な数字ですね。
しかし、これでまた「湾岸人気が復活」なんて、
どこかのおバカさんたちが騒ぎ出すのでしょう。
私はひと月ほど前に日経CNBCの番組に出た時に、
以下の趣旨でコメントしました。
「第1期で半分の300戸を契約できるかどうかがポイント。そうでなければ竣工時までに全戸を売り切るのは難しくなるでしょう。『湾岸タワーマンション人気が復活』というのは、これから約1万戸を売らなければならないデベロッパー側の期待感がアナウンスされているだけ」
このプラウドタワー東雲は、そもそも今年の5月販売の予定でした。
震災の影響とはいえ、それを半年以上も延期したにもかかわらず、
第1期で300戸に届かなかったことに着目すべきでしょう。
つまり実質1年近いプロモーションで、やっと250戸の完売。
来年末に予定されている竣工までも、同じく実質1年。
常識で考えれば、あと1年で第1期より100戸多い
350戸を販売するのは、かなり苦難の道だと思います。
私が観察するところ、野村不動産の事業スタイルは、
完成在庫を極力避けようとしているように見えます。
つまり、竣工前後になるとかなりメリハリの効いた値引販売を始めるのです。
もちろん、販売初期に申込んで定価で契約している方に対しては
何の説明も弁明もありません。
ですから「1階上の同じタイプが1千万円も安く売られていた」
なんてことも理論的にはあり得るのです。
今回のプラウドタワー東雲キャナルコートでは、
ぜひともそういうことはないように願っています。
この第1期で申し込まれた250組の方がバカを見ますから。
参考レポート
プラウド、パークタワーが一騎打ち?
「東雲・辰巳エリア」波乱のマンション市場を分析
価格 3,790円
そして、次の注目は「ザ・パークハウス晴海タワーズ クロノレジデンス」。
こちらの方が条件はよいので、プラウドタワー東雲の
坪単価240万円を上回る価格設定で出てきそうです。
でも、調子よく売れていくかどうかは????
販売予定は「2012年2月下旬」だそうですが、まあ延びると思います。
石川遼君を起用した派手なプロモーションが効いて
それこそ何千人と集客は出来るでしょうが・・・・・
遼君の成績と同じく、低迷しなければいいですけどね。
参考レポート
晴海タワーズ登場 「晴海・勝どき・月島」
波乱のマンション市場
価格 4,390円
さて、今日の話題は「生き方の自由」。
おお、なんと大きなテーマでしょう!
そして、哲学的ではありませんか!
榊らしくなく、とても高尚な感じしませんか?
ただ、そこはやはり榊です。身近なお話に終始します。
まず、身内の話から。
私も人の子ですから、親というものがおります。
父はもうとっくに死にましたが、生前は京都で古本屋を営んでおりました。
大正5年(1916年)生まれで、死んだのは確か1992年だったと記憶しています。
大東亜戦争の時には陸軍軍属でシンガポールに出征。
敗戦後に復員して、1948年に京都で古本屋を開業。
サラリーマン生活は、本人の言によれば「都合10年」。
あとはずっと、古本屋のオヤジとして、
コムヅカシイ顔して店の奥に座っていました。
店は京都大学の近くだったので、何人かの先生が贔屓にしてくれていました。
中でも、親父と懇意にしていたある名誉教授の先生が自著の中で
「良き自由人の生き方をなさった」なんて書いてくれました。
それを読んで私・・・「ふーん、ああいうのが自由人というのか」なんて。
親父の自慢のひとつは「ワシは誰にも雇われとらん」。
それに「この商売は他人に頭をさげんでええ」。
誰の世話になっているわけでもないので、
何でも言いたいことを言っていたことだけは確かです。
その名誉教授先生が、親父のそういうところを見て
「良き自由人」と表現してくれたのかどうかは知りません。
まあ幾分かはそうだったと私は思っています。
ただ、傍から見ていて親父が「自由」とは思えませんでした。
本物の自由人とは、作家の村上龍氏のような人のことでしょう。
私が読んだ何かのエッセイで、彼は書いていました。
デビュー作である「限りなく透明に近いブルー」の印税が
1千万円以上振込まれた通帳を見たとき
「これで俺は自由だ」と思ったそうです。
そこで彼は、親の仕送りに頼らなくても、
好き勝手に生きていくだけの経済的な自由を得たわけです。
私の親父は「自由人」だそうですが、彼は「家族を養う」という
恐ろしい義務の拘束からは逃れられませんでした。
癌で死ぬ半年前まで、一日に数時間は店に出ていましたから。
彼は私と同じで、決して働くことが好きではなかったにも関わらず
ところが、村上龍氏は我が親父のように
「食うために働く」という拘束がなさそうです。
デビュー作でいきなり芥川賞を取って以来ヒットを積み重ね、
経済的にも創作的にもかなり自由な生き方をしているように思えます。
さて、日本という国には基本的な自由があります。
思想や信条、信仰の自由については言うまでもありません。
ただ職業選択の自由というのは、
能力や学歴、年齢、性別によってかなり制限されていますね。
また、もう20数年も他人に雇われていない私の眼から
身近なサラリーマンさんたちを見ていると、かなり不自由そうです。
どこに配属されるのか、何をやらされるのか、誰が上司なのか・・・
ほとんどのことを自分では選べないはずです。
では私の様に「自由業」だと、本当に自由なのでしょうか?
確かに、おバカな上司に仕える必要はありません。
小さな世界だけで通用している不合理なルールに従うことも稀。
でも、根本的に自分や家族が暮らすために、
ある程度のお金を稼がなければなりません。
そのために、気の進まない仕事を引き受けることもあります。
つまり、サラリーマンほどではないにしろ、
一定の拘束は受けるワケで、その限りにおいて自由ではありません。
我々にとって自由とは、ほとんどが経済的な問題に集約できますね。
つまり、お金さえあれば自由はどんどん広がります。
逆に、お金が不足しているとかなり不自由です。
そして・・・これが今日の本題ですが、
大多数の日本人が自分のお金を何に多く使っているかというと、
それは言わずと知れた「住まい」に対してです。
みなさん、自分の家計を思い出してください。
一番多く出費している項目は何ですか?
「お父さんの小遣い」・・・おお、なんとハッピーな家庭でしょう!
「子ども教育費」・・・あり得ますね、わが家も近いものがあります。
でも、ほとんどの家庭、それも都市圏では
ほぼ「住宅ローン」や「家賃」ではないですか?
つまり、我々都市に住む日本人から自由を奪ってきた犯人は、
何を隠そうバカ高い「住居費」なのです。
「住宅ローンがあるから」「家賃を払わなきゃいけないから」
嫌な上司に仕え、嫌いな仕事を我慢して、客のワガママに耐え、
とても不自由な思いで毎日過ごしている人がなんと多いことか!
それで・・・なぜにここまで都市の住居費が高いかというと、
それは言うまでもなく土地が高いからです。
建築費も安くはありませんが、基本は土地ですね。
でもね、どうやら私たちの子ども世代には
この住居費というモンスターはかなり弱っていそうなのです。
その理由は、私がかねがね主張している人口減少。
我々の子どもたちは、きっと自分たちよりも
「自由」な暮らしを手に入れられると思います。
村上龍氏ほどではないにしろ、家賃もローンも払っていなかった
私の親父程度には自由さを感じられるはずです。
そんな時代がやってくるというのに、
今から「35年ローン」などという長期間の自由を奪う拘束を
自らに課そうとする人々もいます。
「何と愚かな・・・」と、言わざるを得ません。
特に、くだらないマンションを買うために35年ローンを組むのは最悪。
35年先には資産価値が1000万にも満たなくなると予想される
マンションに対して、35年間で4000万円以上も支払うなんて、
本当にバカバカしいことですよね。
でも、そういう物件が今でもゴロゴロしているのです。
そんなマンションを買わないためにも、
このレポートをぜひお読みいただきたいものです。
最新情報に更新
東京の大規模マンション
全解説39物件
価格 4,890円
増えていますよ、買ってはいけない大規模マンション。
絶対に35年ローンなんて組んではいけない物件がいっぱい。
人生を誤らないために、自由のために、必読です。
取り上げたマンションは以下の通り
アクアプレミアム
アクシア八王子ピュアマークス
オーベルグランディオ千住大橋
オーベルグランディオ多摩中央公園
吉祥寺レジデンシア
グランドヒルズ三軒茶屋
グリーンコート レジデンス
クレヴィア南千住
クレストガーデンレジデンス
グローリオ蘆花公園
桜堤庭園テラス
ザ・クレストリヴァシス
ザ・ミッドランドアベニュー
ザ・ミレニアムフォート府中御殿坂
ザ・レジデンス千歳船橋
ザ・シティテラス加賀
シティテラス立川
シティテラス成増
シティテラス板橋蓮根
センチュリーフォレスト
セントラルレジデンスシティーテラス目白
東京フリーダムプロジェクト
(グランマークスツインフォート)
常盤台ガーデンソサエティ
パークコート神宮前
パークシティ国分寺
パークシティ浜田山
パークシティ武蔵野桜堤
パークホームズ目黒ザ レジデンス
広尾ガーデンフォレスト
プラウド駒場
プラウドシティ船堀
プラウド府中天神町
ブリリア辰巳キャナルテラス
Brillia 多摩ニュータウン
ライオンズ オーチャードガーデン
ライオンズ調布つつじヶ丘シーズンズヒル
リビオ日暮里グランスイート
リライズガーデン西新井
ルネ花小金井
[アイウエオ準順]
参考レポート
徹底分析 埼玉県の
大規模マンション 全17物件
価格 2,790円
徹底分析 千葉・茨城の
大規模マンション 全21物件
価格 2,980円
要望書が入ったら、完『売』とは、こはいかに。
抽選ハズレると、決まって、キャンセル物件如何とは、こはいかに。
期分け販売の第一期分販売が、いかなシステムか、マスコミも知らぬわけなかろうに。ああ亡国の提灯電波、テレビ朝日に失笑。
2011/12/13 21:24 | by 名前RSS feed for comments on this post. TrackBack URL