大規模マンションのメリットは・・・

前回のブログ記事に対する、賛否両論のコメントをいただいています。
正確に言うと、おおざっぱに賛成3、反対1。
すでに大規模マンションに住んでおられる、あるいはもう契約してしまった方にとっては不愉快な内容であったかもしれません。もし、気を悪くされた方がおられればお詫びします。
さて、前回は大規模マンションのデメリットばかりをあげつらった観がありますが、
公平を期すために多少なりとも大規模ならではメリットも上げておきましょう。
規模が大きいと
●管理費・修繕積立金収入のスケールが大きくなる
 すると、予算の組み方の裁量の幅が広がります。ただし、黒字基調の場合ですが。
●敷地が広いので、後々に緑地を駐車場に変更できたりする
 ただし、これも管理総会で4分の3の賛成が必要です
●共用施設がたくさんある
 これはデメリットとしても取り上げました。ただ、新築で入居してから数年は入居者のニーズともある程度マッチしているので、それなりに楽しめます。ただ、その後が大問題ですが。
●駐車場台数が多く確保できる
 駐車料金月500円から、とか、無料、なんていう大規模マンションもありますね。なぜかH社系に多いのですが(笑)。ただ、その分は修繕積立金に回っているだけですから、ご注意ください。
●コミュニティとしての交流がある
 そんなものいらん、という方も多いのですが・・住民同士でバーベキューをしたり、ゴルフコンペを開いたり、お料理教室をやってみたり・・・コレもメリットといえばメリットです。
まあ、無理に上げれば上記の様な内容です。共用施設については、使う人は使う、使わない人はまったく使わない、というのが現実ではないでしょうか。私が「あったほうがいい」と思う共用施設は、ゲストルームです。これは入居者の年齢層が変化してもニーズは絶え間なくあるはずです。ただ、これも使い人は使うし、使わない人は使いませんね。
ご注意いただきたいのは、今の大規模マンションの共用施設は、長年の「経験則」から生まれたものではないことです。H社あたりが「これがあれば売りやすい」という視点で考え出して、世間に広まったものが大半。20年、30年たっても使用頻度が高く、入居者に喜ばれているような共用施設は、平たく言えば集会室と駐車場、駐輪場といった基本的なモノ。スポーツジムやプール、温泉などは途中でなくなったり、ほったらかされているものが大半。そのあたり、冷静に判断すべきで、けっして「○○もあるから」という理由で購入を決めるべきではありません。マンション内で過ごす時間の99%は自分の住戸の中ですから。


2008/10/8 17:33 Comments (13)

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