来年の首都圏のマンションは47,000戸?

「不動産経済研究所は18日、「2009年の首都圏マンション市場予測」を明らかにした。09年は、不動産流動化事業からマンション分譲事業への回帰が進み、年間の供給戸数は対08年予測(4万2102戸)比11・6%増の47,000戸となる見通し」とか・・・・
増えるんですか、というのが正直な感想です。
そもそも、去年の今頃の予想は
「首都圏のマンション供給戸数は07年が60,331戸(前年比19.0%減少)の見込みで、08年は54,000戸(同10.5%減少)と2年連続の減少を予測した。08年は、年明けから改正建築基準法の影響で供給戸数が激減するとしている」
ということですから、7,000戸ばかりが積み残しになっているわけです。
さすれば、残りの40,000戸が新規供給、ということになります。マンション分譲事業というのは、土地の仕込から販売開始まで、通常は1年から一年半かかります。つまり、来年発売開始になるマンションは、去年の後半から今年にかけて仕込まれたもの。
そんなに買ってましたか?  というのも正直な感想。
業者間の転売ならいっぱいありました。
でも・・・・
実を言うと、デベはそれくらい出したいのです。
仕込んでもあります。土地が高かった2年位前に。
でも、今出せば当初の想定価格ではとても売れません。
赤字覚悟で販売せざるを得ません。
現に今、泣く泣く赤字で売られているマンションも多数あります。
でも・・・・赤字販売を行なえる体力が、デベに残っているのでしょうか?
榊の予想は2万戸台です。
業界的には、多いこしたことはありません。
でも、明るい見通しを立てられる空気はまったくない、
というのが、これも正直な現状です。
取り急ぎの感想です。
榊淳司


2008/12/19 11:34 Comments (3)

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