2009年、マンション市場の展望

あけまして、おめでとうございます。
2009年がはじまりました。
今年は・・私たちマンション業界にとって、
かつてない多難な年になりそうです。
逆に、これからマンションを買おう、という皆様にとっては、
とてつもなく「お買い得」な年になりそうです。
不動産投資を始めるにも、
今年は何年かに一度の「仕込みどき」になるでしょう。
まさに千載一遇の機会だと私は思っています。
年末年始、マスコミは暗いニュースを多く伝えてます。
百年に一度というほど不況が、
やがて世界を覆いつくすのではないかと・・・
確かに、多くの人が悲観的に世界を見ています。
少しでも期待できるのは、あのオバマさんが、
何かすごい方法で世界経済を救ってくれるのではないか・・・なんて。
実は、そんなことにはならないでしょう。
オバマの新しい政府の顔ぶれには、なんら新鮮味はありません。
選挙期間中に、彼が思い切った政策を打ち出したわけでもありません。
口先でカッコイイことをいいながら、何とか手堅く無難に乗り切ろうぜ、
という意図がありありと伝わってきます。
もちろん、かつての福田さんほど無能でもないでしょうが。
ただ、さほど悲観することもない、と思います。
今の不況の元凶は世界を跋扈した投機マネーの崩壊です。
つまり、膨らんだバブルの部分がはじけたわけで、
世界的な実体経済の足腰はいたって健全だからです。
トヨタだって、来年には黒字に戻るでしょう。当たり前ですが。
さて、マンションに話を戻しましょう。
今、全然売れていません。
もう、何をやってもダメ。
多少の値引きをしても、売れなくて困っている状態。
でも、売らなければいけない。
さあ、どうしよう・・・というのが業界の現状。
実際どうするのか?
「投売り」です。
何とか手元に現金を確保して、
決算期を乗り切ろうとする企業が
「投売り」を仕掛けてきます。
買ってくれる値段まで下げて売る、
という異常事態が3月までにあちらこちらで出てきます。
ただ、すべてのマンション業者が「投売り」をするわけではありません。
財閥系は、やらないでしょう。資金的にゆとりのある企業もやらないでしょう。
そのあたり、買う側は冷静に見分ける必要があります。
一種の混乱期ではないかと思います。
いわゆる完成在庫・・・が整理されるまで、
この「混乱期」は続くのではないでしょうか。
落ち着くのは今年の後半になると思います。
そして、新・新・新価格・・なんだかワケがわかりませんが、
バブル後の新価格が登場するのが今年後半から
来年にかけて、だとおもいます。
ただ、その「新価格」も、ここ数ヶ月の「投売り価格」よりも
高くなると思われます。
したがって、掘り出し物を買うのなら、まさにこの2ヶ月のウチではないでしょうか。
この問題、また続けて行きたいと思います。


2009/1/1 17:31 Comments (12)

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