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※順不同・敬称略で掲載しています。
ぽかぽかとした暖かさを感じる日ですね。
この冬はいつになく寒かったので、
春の訪れが何とも嬉しい今日この頃。
さて、今日は真面目にマンションを書きましょう。
首都圏の新築マンション市場、ちょっと動いていますね。
つまり「売れている」感じがしています。
それはそれでまことに結構です。
でも、部分的にはよろしくない面も見えています。
「買ってはいけない」物件まで買われている場合があるからです。
どんな物件が買ってはいけないのか?
これを語りだすととっても長くなります。
ですので、エリア別のレポートをご参照ください。
もうひとつ、よろしくない傾向が窺えます。
それは、売主サイドがまたぞろ「勘違い」を
始めていそうな気配があるということ。
まず、事業部サイドの勘違いは・・・
「市況が回復した。これからはまた年間8万戸の時代に戻るだろう」
まさか、こんなことを本気で考えているおバカはいないと思います。
でも「8万戸」を6万戸や7万戸くらいに見積もることはやりそうです。
何といっても、アタマを冷やしていては長続きしない業界。
イケイケドンドンのノリが何よりも大切。
脳味噌をツルツルにして「さあ、売ろう!」あるいは「買うぞ!」
と行かなければいけない世界なのです。
それで、調子に乗ってどんどこ事業用地を仕入れると・・・
次に、販売現場の勘違い。
これはいつも同じ。
お客様に買っていただく、というのではなく「売ってやる」というスタンス。
ここで何度も書いたように、不動産屋というのはどういうワケか
「エバれる機会は絶対に逃さず、必要以上にエバりまくる」という体質を
上は大手財閥系幹部から、下は街の賃貸仲介までもが共有しています。
もちろん、全員がそうとは言いません。
私は四半世紀観察している中では7-8割といったところでしょうか?
本当に不思議なことです。
それで、今実際のところ新築マンションの販売現場で
どんなことが起こっているかというと・・・
「あなたが買わなければ、他に買う人がいくらでもいますよ(本当?)」
「今週中に決めてもらわないと、お売りできません(なわけない)」
「今買えるのは、○階の000号室だけです(本当はもっとある)」
「今買わないと来年はもっと値上がりしますよ(業法違反)」
といった傲岸不遜な態度で接客が行われているのです。
まさに「売ってやる」というスタンス。
なんで何千万もの高い買い物をするのに、
不動産屋のつまらない営業にエバられなければいけないのでしょうね。
さて、冷静に見ると市場が動いているには理由がありそうです。
まず、ここ数年の需要が溜まっています。
昨年は3.11後の半年ほどは、新築マンション販売はほぼ開店休業。
その前の1年(2010年)は、まずまず売れたのですが、
それは2009年と2008年分(ミニバブル崩壊直後)の
需要が溜まっていたせいだと考えられます。
ただし、2010年にはそれらを全部消化していなかったはず。
とすれば、今年はまるまる1年分ほどの需要がプラスされます。
だから私は人に聞かれると「今年いっぱいは売れるでしょうね」と
言う様にしています。
来年の今頃は、今年ほど販売現場はホクホクしていないはずです。
では、エンドユーザーのみなさんはどうすればいいのでしょう?
今は「買い」でしょうか?
いいえ、これから「買い時」などというものが来ることは
半永久的になさそうです。
日本の不動産価格は、今後長期にわたってなだらかな下降するだけ。
時に瞬間的な現象で上昇することはあっても、中長期的には下落。
だから、「急ぐことは何もない」のです。
それに、賃貸だってダブダブになりつつあります。
わざわざ購入にこだわることもないのです。
家なんか買わなくっても、人間十分に幸せに生きられますよ。
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