いやあ、ビックリしました。ギリシャの選挙です。
まさか緊縮派が過半数を制するとは予想しませんでした。
ギリシャ人たちはユーロの「ハミだし放蕩爺」ではなく、
「破産寸前の多重負債者」を選択したことになります。
まあ、借金を踏み倒してシレっとしているよりかは
「贅沢は忘れて細々ながら返済いたします」という方がまっとう。
かつての韓国は、それに耐えて見事に復活したわけですから。
さて、あのアッケラカーのギリシャ人たちがどこまで
マジメに緊縮路線を続けられるかはちょっとした見ものです。
世界経済にとって、今回の選挙結果は
「めでたさも中くらいなりユーロ圏」といったところ。
ギリシャが十両だとすれば、次は前頭筆頭のスペイン。
小結のイタリア、大関のフランスだって実はアップアップ。
次から次へと問題が噴出してきます。
要は、他人の金で贅沢を謳歌してきたツケを払わされるのです。
一方、自分の金をうまく回せず、使えず、立ち往生しているのがわが日本。
アレヨアレヨという間に国内では民自公の3党が合意。
消費税の増税関連法案が成立する道筋が見えてきました。
なんだかすごく国民不在を感じさせる展開ですね。
野田君が解散と引き換えの裏取引をしていれば、秋にも総選挙。
小沢君の一党は枕を並べて落選でしょうから、彼の影響力も凋落。
それはそれで、日本にとってはとてもよいこと。
利権屋政治家なんていないに越したことはありません。
放射能騒ぎの時に支那へでも亡命してくれればよかったのに(笑)。
しかし、次の総選挙・・・・
下手すれば菅君や鳩山君も落選するかもしれませんね。
総理を下りた次の選挙で落ちれば、それこそ前代未聞。
そういった珍現象も、今回ばかりはありそうです。
でも、いったい何党の誰が政権を担うのでしょうか?
まったく見えていませんね。
大阪の橋下君は先に頭を出すと打たれそうなので、
慎重にタイミングを見計らっている気配がありますね。
総選挙が見えてきたところで、ドカンと何か仕掛けるのでしょう。
派手好きの彼が考えそうなことです。
ふりかえって、我らが首都圏のマンション市場。
デベロッパーたちが短い「おらが春」を楽しんでいるようです。
いろいろな物件が出てきて、そこそこ動いている感じがします。
特に、立地の希少性が高い物件が無理をしない価格で
売り出されたケースは、本当にスピーディに売れているようです。
特に都心や城南エリアでは、本当の「完売」が相次いでいます。
しかし、全体的にはそれほど強いものを感じません。
やはり、この不況。株価低迷。ユーロ発の金融不安・・・
大きな買い物を躊躇させる材料には事欠きませんから。
いつも言う様に、これから先の時代は
マンションを買うのに慌てる必要は何もありません。
時間が経過すればするほど、購入者側にとって有利になります。
需要と供給の関係で、供給が減らないのに需要は減り続けるからです。
今、この一瞬マンション市場が少しだけ活況を呈しているのは
需要にこたえられる供給がポツポツ出始めているからです。
すなわち「買ってもいい場所に、買ってもいい価格で、マンションが売り出されている」ということ。
うまくこの条件にハマった物件は、本当に即日完売しています。
それにはまっていない物件は、いつまでたっても派手な広告を繰り返しています。
一般消費者のみなさんは、ド派手に広告している
マンションは「人気物件」だと勘違いしてしまいがち。
実は、テレビコマーシャルなど電波媒体で見かける物件は、
もうその時点でかなりの「要注意」。
特にタレントなんかを起用していた分には・・・・
「買ってはいけない物件」の要素を確実に1ポイント備えています。
だって、そこまでしないと売れないのですから。
本当の人気物件とうのは、ほんの一瞬で市場から消えます。
広告なんて、出ていたか出ていないか分からないくらい。
みなさんはよほど注意しないと発見できません。
「慌てることはない」というのは、そういった意味も含まれています。
本当にマンションを買おうと思ったら、1年くらいは市場を眺めてください。
モデルルームを何軒か回ってみて、
マンションというものの全体像を掴んでください。
これからの時代「今、コレを買わなきゃ一生買えない」なんて
ケースは、ほぼほぼあり得ないとお考えください。
「買い時」なんてのも、まずないでしょう。
こんな話の続きをお聞きになりたい方は、
ぜひ7月7日のセミナーにご参加ください。
7月7日(土)榊淳司新著出版記念セミナー
「日本の幸せ住宅未来図 今、どのマンションを買うべきか?」
セミナーの終了後は引き続いて同じ会場で
「余丁町コーポラティブ計画 説明会」を開催。
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何といっても駅から徒歩3分で「伯爵通り」に面した瀟洒なマンションを
平均坪単価250万円で計画しております。
周辺の築5年程度の中古マンション相場が270-280万円です。
都心の中古マンション市場はあと2,3年は堅調に推移すると予想されますから、
竣工する頃でも「中古よりも安い新築」になっているはず。
こんな「奇跡」のようなマンション計画の内容を、
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