「値上がりするマンションとは」プレジデント別冊

前にも書きましたが、消費税を上げるのは財務省の宿願。
歴代首相にそれを洗脳してきたのですが、目ざとい政治屋どもは
「それをやったら選挙に負ける」ことは百も承知。
だから、自民党時代の首相も消費税だけはやり過ごそうとしていました。
野田君は、その点まさにドン・キホーテ。
貧乏くじを引かされているのを知ってか知らずか、
とうとうやってしまいましたね。

どうやら、法案成立は確実な情勢です。
野田君がここまでうまく立ち回るとは、すごく意外でした。
それだけでも菅君や鳩山君よりも野太いといっていいでしょう。
ただし、今の時期で消費税増税は最悪のタイミングです。
実際の増税は選挙の後だから勝てる見込みはある、と思っているのでしょうか?
自民党も、野田君に何かの餌をもらったに違いないのですが
ああまであっさり増税法案の成立に合意してしまっては、
結局のところ「同じ穴のムジナ」だと思われて支持率は伸びないでしょう。

それでいったい、どこが勝つの?
というのが目下最大の問題。
民主もダメ、自民もダメなら、どこに入れるのでしょうか、みんさん。
もちろん、間違っても小沢新党なんてのには期待できません。
次の総選挙の直後に消滅の危機を迎えるはずですから。
それにしても、橋下氏の維新の会や石原新党が間に合うのか?
みんなの党はどこまで幅広く候補者を立てられるのか?
日本の政治も五里霧中になってきました。
もっとも、民主党政権みたいなのは「何もやっていないのと同じ」ですから、
視界不良であろうが機能不全であろうが、たいして結果は変わりません。
それよりも、欧米の金融情勢の方が心配です。

さて、本日発売のプレジデント別冊で「値上がりするマンション」について
私が数ページの記事を寄稿しております。
編集部からそういったテーマで依頼があった時に、
「今時値上がりするマンションなんてないよ」と思ったのですが、
まあ私も露出するのが商売みたいなものですから、
お引受してなんとか十数枚の原稿を捻り出しました。
実際、今から買って「値上がり」するであろうマンションの実例を
何物件か上げておきましたので、
ご興味のある方はぜひお読みになってください。

まだ私の手元にこの雑誌は届いていないのですが
先日私が管理組合理事会に出席して1時間ほど話してきた
「白金タワー」というマンションの実にパワフルな理事長が出ている
対談記事も掲載されているようです。
マンション管理にお悩みの方にとって参考となる情報があるかもしれませんね。

ところで、私が学生の時に「プレジデント」という雑誌には
海軍の話題が多かったように思えましたが、
今はこういった「住宅特集」的なものをやるのですね。
なんかこう、時代の変遷を感じてしまいます。

業界に入った頃、「ブルータス」という雑誌が
「集合住宅特集」をやると、みんな争って買いに走っておりました。
ネットでの情報収集が主流になった今、
どの雑誌にも昔ほどのステイタスが無くなってしまったように思えます。
とはいえ、私のように文筆を生業にする者にとっては、
雑誌に記事を寄稿するのはまさに「本業」の営み。
その昔、日経マネーという月刊誌に2年ほど連載を続けていたのですが、
ここ1年以上はいろいろな雑誌からのスポット依頼だけ。
別にマンションや不動産のことに限らなくても
連載の依頼が来ないかなー、と心待ちにしております(笑)。

さて、「これからどんなマンションを買うべきか」について私が語る
7月7日のセミナーへの参加者が毎日増えています。
思案中の方は早めにお申し込みください。
また、当日はちょっとしたセンセーションを企画しております。
中身はお楽しみなのですが、今懸命に準備をしていますので
どうぞご期待なさってください。


2012/6/22 16:48 Comments (0)

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