一部上場企業がつぶれたというのに、
日経新聞の扱いは10面。
それだけニュース性が薄い、と言うことでしょうね。
本来は昨年の9月上旬に逝っていたはずでした。
それがオリックスの救済によって延命。
これがまた不思議な救済劇でしたね。
当時、わたしは「やっぱり納得できない救済劇」という
記事を書かせていただきました。
はっきり言って、あのような企業を何のために
救出するのか、ワケが分かりませんでした。
ドラ息子ならすでに「大京」という立派なのがいるのに
もうひとり出来の悪いのを養子にしようなどと、
普通の神経をしていては考えられませんから。
このジョイントと言う企業、去年の今頃は
エイちゃんを使ったド派手なCMを流していましたね。
これについては5月17日の記事に、6月7日、
さらに7月2日の2番目の記事で取り上げました。
去年の不動産広告の中では、
もっともピントがずれていましたね。
榊淳司の「08年度不動産広告KY大賞」を進呈しましょう。
で、こういうことをやっている企業は
結局は哀れな末路に導かれるのです。
さて、今回のジョイント倒産劇の影の主役は
やっぱりオリックスです。
一度、救済に入っておきながら、
人も送り込んでおきながら、
在庫処理キャンペーンも主導しておきながら・・・・
あっさりと倒産ですか?
私に寄せられる相談で
「売主のジョイントは大丈夫でしょうか?」
というのが実にたくさんありました。
私は「オリックスが救済に入っているので、
世間的には倒産の危険が遠のいたと思われています。
しかし、オリックスは業界内で酷薄なことで知られています。
ジョイントを見放す可能性はゼロとはいえません」的な
アドバイスをいつもお送りしてきました。
それが現実になるとは・・・・・
やはり、読売のナベツネに「たかが金貸しが」と
あざけりを受けるだけのことはありますね。
でも、損害額は107億円ですか?
その裏で、自分たちの融資だけは先に
回収していたりして????
そして、今回の倒産劇で超注目される脇役は
一番のドラ息子である「大京」。
見捨てるのなら、こちらを見捨てたほうが
損害を少なく出来ますよね。
月曜日の株式市場、オリックスと大京の株価は・・・・
そして、アデニウムをご購入になった方・・・・
お気の毒としか言いようがありません。
何かお困りのことがあれば
榊の無料相談をご利用いただいても結構です。
ただし、2回目は有料になります。
さらに、熱海のあのマンションはどうなるのでしょう?
これでまた、熱海が廃れ行く材料が増えましたね。
私は熱海の再生には期待しているのですが・・・・
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