正直なところ、「ちょっと気持ち悪いなー」と思えるのが、
最近の「大阪維新の会」の動き。
国政に出るとか出ないとかモヤモヤさせていたと思ったら、
みんなの党とは離反、安倍元総理と接近、総選挙で350人擁立、
そして東国原に杉並の山田に横浜の中田という、
「賞味期限切れ」に近い面子が合流・・・・・
かと思えば、東京都議会では「東京維新の会」なる会派の設立。
うーん、何とも胡散臭さが色濃くなってきましたなー。
一方、自民党は総裁選挙ですか。
私はかねがね申し上げている通り、民主党政権になってこれだけ
日本が無茶苦茶になったのは谷垣君にも大きな責任があるのです。
民主党はサヨクがかった烏合の衆であって、
政権担当能力がないことを最も予想できたのは自民党。
そんな民主政権のどこをどう攻めればよいのかを
一番わかっていなければいけないはずの責任野党・自民党が
この3年間何もせずに指をくわえて民主党政権を眺めていたのは、
優柔不断な谷垣君の責に帰せられるところが大きいのです。
だから、谷垣君が降ろされるのは当然。
でも今の総裁候補の面子ねー。
自民党も人材が薄くなりました。
一方、民主党はゴタゴタしながらも野田君の続投でしょう。
最大のライバルである政経塾後輩の前原君が
「いうだけ番長」に徹している限り、他にめぼしいタマはいません。
野田君は谷垣君が降ろされたことで3党合意の「近いうち」解散を
うやむやにする口実が生まれました。
おそらく、自分から解散することはないでしょう。
解散があるとすれば、内閣不信任案が通った時。
今の衆議院は、民主党から多少の造反があれば
十分に不信任案が可決できる情勢です。
ところが、以前にも書いたとおり、早く選挙をしたいのは
1 今なら勝てそうな自民党
2 都議選・参議院選・衆議院選の同時選挙を避けたい公明党
の実質2党しかありません。
他はみんなの党を除いたすべての政党(民主、生活も含め)が、
本音では「出来るだけ長く代議士でいたい」という打算的な理由で、
総選挙を望んでいません。
したがって、不信任決議が可決されるかどうか微妙なところ。
案外、公明党が最も恐れるトリプル選挙になるかもしれません。
むしろ、野田君はそれを望んでいるでしょう。
それにしても、中途半端な政治屋どもが「猫も杓子も」状態で、
維新に擦り寄っているのは気持ち悪い現象です。
350人も出馬すれば100人や200人が当選するかもしれません。
おそらく、その9割が杉村タイゾー的な輩ではないかと想像します。
恐ろしいですね。
日本はこの3年間、おバカな民主党政権のもとでとんでもない目にあい、
国力は目に見えて衰えてしまいました。
例えば、日本中のほとんどの原発を停止させていることによって
経済成長率が年率にして1%は下落しているはずです。
電気料金の値上げなどの影響を考えれば、
下落幅は2%を超える事だって十分に考えられます。
今、日本の経済は1%成長させることさえ非常な困難を伴っています。
それを、「サイカドー、ハンターイ」などと太鼓を叩きながら
ヤイヤイ騒いでいるアホな連中に「配慮」するばかりに
多くの国民が今以上の苦しみを味わうことになります。
安全に稼動できることが確実視される原発まで停めているのは、
政権に「勇気」がないことが最大の理由。
消費税を上げるよりも、原発を稼動させるほうがはるかに大切な事。
国民に不人気な政策でも断じてやらねばならぬことがあります。
もし、次の政権が維新を機軸とした素人集団が中心になるのなら、
これは本格的に国外脱出を考えたほうがいいかもしれません。
そもそも、維新の素人集団では霞ヶ関の役人に太刀打ちできません。
日本を今の惰弱な体質から筋肉質の力強い国家に立ち直らせるには、
まずは霞ヶ関の握る既得権に大鉈を振るう政策を実行すべきです。
それには「蛮勇」に近いパワーが必要。
橋下市長にはその力があると思います。
でも、一人じゃねえ。
そのあとに淫行の前科がある東国原みたいな有象無象が
ゾロゾロとくっついているかと思うと、ほとんど期待できません。
小泉チルドレン、小沢ガールズは結局何も出来ませんでした。
橋下ボーイズもその轍を踏む公算が大ですね。
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