昨日から今日にかけて、ニュースは山中氏のノーベル賞受賞関連一色。
まあしかし、めでたいことはめでたいものです。
特にIPS細胞というのは、その対抗馬みたいのがES細胞。
これは7年ほど前、韓国の黄禹錫(おう・うしゃく)という大学教授(当時)が
「開発に成功」したことになっていたのを覚えていますか?
結局、捏造していたのがバレて、韓国内がシュンとなってしまいました。
いつかこのブログでも書いた通り、私の予想では
ここ当面(10年程度)は日本人のノーベル賞受賞は増えそうです。
平和賞や文学賞、経済学賞ではなく、理系の3部門においてです。
ノーベル賞に本流というのがあるのなら、
それは政治的な思惑が入り込む平和賞や後から足した経済学賞やではなく、
やはり物理学、化学、医学・生理学の理系3賞でしょう。
まあ、文学賞はギリ本流。でも、主観評価が大きいので端役でしょうね。
折も折、日本は尖閣や竹島の問題で今、
「国家のアイデンティティ」が問われていますね。
こういう時に本流のノーベル賞受賞者が出ることは、
まことにグッドタイミングではないでしょうか。
しかも、支那や韓国ではまだまだ出そうにありません。
支那には本土だけで日本の約10倍、韓国には4割の人間がいます。
その割合から言えば支那は200人程度、
韓国でも6,7人の受賞者がいてもいいはず。
ところが、実際はそれぞれ平和賞がひとりずつですか。
世界に支那系の受賞者は数人いますが、いずれも他国籍や他国育ち。
なぜ、あの2国からは受賞者が出ないのでしょうか?
連中が総じて日本人よりも劣っている、とは思えませんね。
どちらも日本の強敵。個人の能力では優劣がつけがたいはず。
例えば、アメリカの名門大学に留学している日支韓の学生の内、
「日本人は優秀だけど他の2国はどうも・・・」なんて話、
聞いたことがないでしょ。
実際に名門校に留学された方なら良くお分かりでしょう。
今やその逆はあり得ます。でも、日本人が際立って優秀ではないのです。
ではなぜ、今までの歴史で日本人のノーベル賞受賞者がかくも多いのに、
支那と韓国は理系部門ゼロという差がついてしまったのでしょう?
私は偏に儒教的な悪しき権威主義の結果だと思っています。
儒教的な価値観において、偉いのはまず皇帝(今なら主席、大統領)。
その次が、彼らに使える文官(議員、高級役人、共産党幹部等)です。
だから、ちょいと頭のいい子どもはみんなそちらをめざします。
「大学で宇宙物理を極めたい」「医学者になりガン没滅をめざす」
なんて支那や韓国の若き秀才が言い出したら、親はまず
「せっかく頭がいいのだから、そんなバカなことは言わないで」
と、必死に反対するはずです。
それこそ、強制的にやめさせるかもしれません。
科学者というのは、儒教的な感覚では技術者の延長線上にある職業。
技術者というのは、細々としたくだらない仕事を
こなすことしかできない小人(志の低い者)が就く職業。
医師にしたところで、儒教的な世界では技術者の中で
ちょっとマシな地位が与えられているだけ。
同様に、軍人も頭の悪いゴリラみたいな連中の仕事。
日本風に翻訳すると「体育会系バカがやればいい」ことなのです。
もちろん、支那韓国とて理系の大学がたくさんあって
学生も研究者は大勢います。
でも、彼らに対する世間の眼は日本とは全然違います。
例えば、日本では「東大で博士号を取った」というと
もう闇雲に尊敬されますね。
その人が社会的に尊敬される地位についていなくても、
たいした学問的な業績がなくても、
はたまは多少人格的にヘンであっても、東大の博士様です。
しかし、支那では「清華大学の博士号をとった人」でも、
それだけでは「へえ、アタマいいんですね」程度です。
それよりも「今政府のどれくらい重要な地位にいるか」とか
「どれほどたくさんのお金を儲けたか」ということが重要。
つまり「この人は一生懸命科学を勉強したのだ」というだけでは
世の中から価値を認められないのです。
だから、「大学教授」というポジションに対する
尊敬度もかなり差があるはずです。
ちょっと内容がずれますが、今韓国は大統領選挙の時期です。
安哲秀という大学院の院長さんが野党候補になって話題を広げています。
学者から政治家へ・・・我々から見ると、ちょっと異例。
日本でも、小泉内閣の竹中氏みたいな例がないわけではありません。
でも、日本的な感覚では政治家というものは大学教授よりも
世俗的でやや穢れたイメージがありますね。
「わざわざあんなドロドロの世界に首をつっこまなくても、先生やってればいいじゃん」みたいな。
ところが、韓国では先に申し上げた通り「大統領」がダントツで一番。
大学教授なんて「へえ、賢いのねえ」という世間的評価しかありません。
だから、大学教授だろうが弁護士だろうが企業創業者だろうが、
ちょっと名前が売れるとすぐに大統領選挙に出たがります。
任期が終わったら逮捕されて監獄にぶち込まれるかもしれないのに
よくなりたがりますよね、韓国の大統領なんかに(笑)。
も少し身近な話をしましょう。
京都に島津製作所という会社があります。
ここから田中さんというノーベル賞受賞者が出ました。
こういう科学技術を事業の拠り所とする会社では、
田中さんのような優秀な技術者がもっとも尊敬を集め、
待遇や地位に配慮がなされているはずです。
当然、島津製作所のような会社では、同じ部長さんでも
「営業○部」よりも「○○開発部」を率いている方の方が、
社内での発言権などは強いのではないでしょうか?
その「○○開発部」が会社を引っ張る製品を担当しているのなら
その部長さん(技術者)は専務や社長にでも対抗しうる
発言権があるかもしれませんね。
また、社長になるのも総じて技術系出身者のはずです。
もし、島津製作所が支那や韓国の会社だったらどうでしょう?
きっと、そんなことはあり得ませんね。
「○○開発部」がどんな製品を作ろうが、
それを売る人間の方に重きを置くはずです。
「そんなことをしていると、優れた製品が生まれない」
「いつまでも技術が育たないじゃないか」
日本的感覚ではこのように考えます。
でも、支那や韓国はかなり違うようです。
「優れた製品よりも、売れるモノを作ればいいじゃないか」
「技術開発なんて面倒だから、日本から買って(盗んで)くればいい」
その結果、彼らがどんなものを作り、世界に売っているかは
みなさんもよくご存じですね。
また、社長になるのも技術系というよりは営業系、もしくは・・・
日本は1853年に黒船がやってきて以来、
官民こぞって欧米の先進技術、最新の科学を学ぼうとしました。
その結果、明治維新後40~50年でほぼ世界水準にまで追いついたのです。
受賞こそしなかったものの、明治期でさえ何人もの
ノーベル賞候補者がいたのです。
長岡半太郎や野口英世、北里柴三郎などです。
1949年の湯川秀樹受賞がむしろ遅すぎたくらいといっていいでしょう。
日本では、何でもない町工場がNASAに部品を提供したりしています。
技術を磨き、創意工夫を積み重ね、新たな製品を生み出すことについて、
「命を削る」ほどの努力をすることを、多くの人が称賛します。
また、そういった「職人さん」たちに敬意を払います。
日本は、そういう「現場の技術」を大切にする風土がある国なのです。
支那や韓国のように儒教的な悪弊に染まった社会では、
いい学校を出て役所の奥でふんぞり返っている人間に
最大の敬意を払い、現場で汗を垂らして粉骨砕身の努力をする人を蔑みます。
そういう価値観の社会では、いつまでも世界をリードする技術や、
ノーベル賞を受賞できる科学者は育ちませんね。
しかし、我々はいつまでも安心していられません。
支那も韓国も、このようなことに気付いています。
だから、一生懸命若い研究者を育てようとしています。
連中のやることは、総じてドラスティックです。
日本のように、ウニャウニャと愚鈍なことはいたしません。
我らも「理系離れ」などと言われる現象をいちはやく食い止めて、
世界水準の科学技術力を発展させる努力をすべきです。
と言いながら、わが家のガキ3匹はみんな理科が苦手。
そっち方面でお国のためにお役に立てそうにないのが残念です。
さて、セミナーの告知を再度出しておきます。
今回は参加者とのコミュニケーションを大切にしたセミナーです。
住宅、不動産でお悩みの方は、ぜひご参加ください。
い わゆる「土地神話」が崩れ、マイホーム購入が「資産形成」ではなく「資産リスク」になってしまった現代。我々は不動産とどう向き合い、どうかかわっていく べきなのでしょうか? あるいは、マイホームについてどのように考えればいいのか? そして、どのような不動産投資が有利なのか?
このような疑問に対して、榊淳司をはじめとする3人の専門家が一刀両断でお答えするとともに、参加者からのご相談もお受けするセミナーを開催いたします。
セミナーで取り上げる3つのテーマは次の通り
●不動産の「選択と購入」
●これからの不動産投資のあり方
●取引の安全を図るために
幸せな人生のために不可欠な住宅、そして不動産の問題について、3人の専門家が時代に即した明解な指針を示すセミナーに、ぜひともご参加ください。
日 時:2012年11月18日(日) 午後3時30分より
場 所:ルーテル市谷センター 第1・第2会議室
東京都新宿区市谷砂土原町1-1
地下鉄有楽町線「市ヶ谷」駅徒歩1分、JR中央線「市ヶ谷」駅徒歩5分
電話 03-3260-8621
参加費:お一人様5000円(ご夫婦で参加の場合は二人で7000円)
定 員:50名(定員になり次第締め切り)
お申込:下記の申込フォームに必要事項を入力の上、お申し込みください。
当日の予定
セミナーの部 15:30~
講演1 「人口減時代、住宅をどう選ぶべきか」 15:30~16:50
講師 榊 淳司(住宅ジャーナリスト・榊マンション市場研究所代表)
講演2 「不動産取引を安全に導く基本知識」 17:00~17:40
講師 大友雅敏(㈱ベストサポート 代表取締役)
不動産業界での幅広い経験と該博な知識で、エンドユーザー側にたった不動産購入をサポート。物件選びや購入手続きなど、法務・実務面を中心にマンション購入に関する様々な悩みにお答えします。
講演3 「明日から収入が得られる不動産投資」 17:50~18:30
講師 根布和明(A.Cast.Partner’s㈱ 代表取締役)
会計事務所、ゴルフ会員権販売、訪問販売など様々な職業を経験した後、不動産業界へ。リーマンショック直後の2009年に A.Cast.Partner’s株式会社を設立。3年で売上高20億円の企業に成長させた投資向け不動産業界の風雲児。著書「年収を売買で増やし続ける 不動産超加速投資術」は、アマゾン不動産部門1位のベストセラーに。
相談会 18:40~
当日のセミナー講師である大友雅敏、根布和明、榊淳司がアドバイザーとしてみなさんのご相談を個別に承ります
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また定員は50名ですが、実際の参加者は20名程度を想定。
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